平成24年(2012年度)
全国数学教育学会(2/2, 3)感想
2/2, 3に、広島大学にて全国数学教育学会が開催されました。ここでは、参加者の感想を載せていきたいと思います。
全国数学教育学会第37回研究発表会へ参加してきました。
研究発表は修士2年間の集大成として研究成果をしっかり伝えようと意気込んで行いましたが,その気負いゆえか(本当は準備不足です)時間をオーバーして肝心な部分の説明が短くなってしまいました。
学会発表は2年間でわずかばかりしか成長しなかったようです。
自分の研究分野や興味がある他の先生の研究発表は,全国数学教育学会の受付や事務のためにほとんど見ることができなかったことが残念でした。
修了すればいくらでも見れるのでそれが今から嬉しく感じるところです。
修士2年間を通して3回の研究発表を行い,研究の内容や態度などに関して全国数学教育学会に成長させてもらいました。
これからも発表を通して学会や広く社会に数学教育に関する新たな知見や成果を還元していきたいと思います。
M2 大西大輔
修士課程では(一応)最後の発表となります。拙い発表でしたが聴いて頂きありがとうございました。
今回の発表では,これまでにないくらいの先生が来られ,その場で厳しい評価を頂きました。
そして発表が終わって,数名の先生から激励の言葉を頂きました。評価の中では,『言い聴かせたらすごい変化があった』というくらいの印象でなければ,聴くことの意義と言っても伝わりにくいのだなということを痛感しました。発表を通じて,更に多くの考えるきっかけを頂けたと思っており感謝しています。
このことを踏まえて現在は論文を書いております。研究においては更に議論が深まるように継続して精進致します。今後とも宜しくお願いします。
M2 紙本裕一
全国数学教育学会第37回研究発表会に参加させていただきました。
前回の学会までは,他大学の教授さん,学生さんの発表を聴くだけでしたが,今回の学会で,自分は初めて発表する立場になりました。
一年間の研究の成果を発表する場なので,終わっても悔いの残らない発表にしようと思いました。
初めての経験で,大変緊張した気持ちで臨みました。普段のゼミでもなかなか先輩方からの質問にうまく答えられず,失敗ばかりでしたが,本番では,発表,質疑応答ともに自分の意見を述べることができたので,とても充実感を感じることができました。しかし,発表の内容には,まだまだ課題があり,今後もっと検討していく必要があると自分自身思いました。
今回の学会では,自分も発表する立場なので,他大学の教授さんや学生さんたちと仲良くできると思いましたが,あまり仲良くできなかったことが反省点です。
次の全数教では,今回の反省点を克服した形で発表できるようにし,他大学の教授さん,学生さんとも仲良くできるようにしようと思います。
M1 大橋健司
全国数学教育学会第37回研究発表会に参加しました。今回は発表者として,初めての参加でした。
あがり症の私にとって,発表プログラムが同期の瀬川先生,久冨先生の間だったことは本当に良かったと思っています。
しかし,準備不足から発表が15分を超えてしまい,今回の発表で提示したいことを十分に伝えることができませんでした。
数学的帰納法のどこが難しいのか,どこがよさなのかを私自身がもっと明確にする必要があると痛感しました。
ただ,このような未熟な発表に対して,他大学の先生方から多くのご指摘を頂けたことはとてもうれしかったです。
頂いた多くの意見を生かし,今後とも勉学,研究に励んでいきたいと思います。
M1 桑原怜那
初めての学会発表で緊張しましたが,何とか発表を終えることができました。
関心,意欲,態度の定義や,問いと疑問の違いなど理論的に不十分な点があるので勉強したいと思います。
研究した結果を論文としてまとめること,決められた時間内でその内容をできる限り伝えることの難しさを知りました。
次の学会では今回よりも良い論文発表をしたいと思います。
M1 將基面裕介
初の論文発表でした。まだまだ未熟な内容でしたが,今後の研究の姿勢や在り方を考えていく上でのターニングポイントになったことは間違いありません。このような機会を頂いたことを感謝しています。
今後は,大学院と現場を往復する中で,理論と実践の往還を丁寧に観ていくことが研究の柱となっていきます。今後ともよろしくお願いいたします。
M1 瀬川慎司
M1の久冨です。全数教デビューをしました。この10か月間の研究や学習を通して,ようやくスタートラインに立てたというところでしょうか。徐々に明らかになってきた課題意識を大切にし研究を続けていきます。
M1 久冨洋一郎
全国数学教育学会第37回研究発表会に参加させていただきました。
前回の全国数学教育学会とは異なり、発表をさせていただくという立場での参加でしたので、大変緊張した気持ちで臨みました。更に、発表が一番最後ということで、他の先輩方や同期達が学会デビューしていく姿を見ていると、同期ではあるものの何か一段高い存在のように感じました。
この一年間の総まとめとしての発表をさせていただいて、数多くの方々から貴重な御意見・御指導を頂きました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。この経験を活かして、来年の一年間を過ごしていきたいと思います。
また、私の発表以外の感想としては、前回の第36回研究発表会と比べると大きく異なる点がありました。前回では他の方の発表を聴いても、あまり分からないことが多々ありましたが、今回の発表ではある程度は分かるようになっていたことです。一年間勉強をし、知識が少しは蓄積されていることを感じることが出来たので、感動をしました。これを機に、更に勉強に励み、自分の研究にも邁進していこうと思います。
今回の学会デビューで得られた自信をこれからの研究生活に響かせていきます。
M1 福田博人
日本数学教育学会(11/10, 11)感想
11/10, 11に、奈良教育大学にて日本数学教育学会論文発表会が開催されました。ここでは、参加者の感想を載せていきたいと思います。
第45回数学教育論文発表会に参加いたしました.日本数学教育学会の論文発表会への参加は,二回目となります.
今回は全体として,質疑応答の面白さをありありと感じました.研究発表の面白さも然ることながら,質疑応答が,さらに面白さを倍加するというような,そんな印象を受けました.私自身,研究発表は何度か経験させていただいているので,発表するセンスには比較的関心が向かいやすいのですが,質問するセンスという点に今回は興味をそそられました.研究発表者も気付かない点を指摘するのだけれども,それでいて建設的で次の研究に繋がるような質問をする――口で言うのは簡単ですが,意識的に実行しようと思うとできない技であることに気付かされます.連鎖反応が起こるような質問を自分もしてみたい,そんな風に感じた学会参加でした.
もちろん,質疑応答は,あくまでも発表の面白さを倍加する時間です.すなわち,研究発表がそもそも1より大きくないと,どんなに素晴らしい質問が飛んできても盛り上がりません.むしろ,鋭い質問で研究の根幹を潰されてしまうかもしれません.自分に対する質疑をしっかりと受け取るためにも,他の先生方の研究動向にもしっかりと注目しつつ,自身の研究を疎かにすることなきよう,尽力していきたいところです.
さて,自分の研究の話になりましたので,今回は最後に自分の研究について述べさせていただきたく思います.昨年度の日本数学教育学会・第44回数学教育論文発表会にて発表させていただいた拙稿「構成的に理解するための数学的活動―三角関数のグラフの平行移動を題材として―」が,はからずもご高評賜りまして,この度,学会賞(大学院生研究奨励部門)を授与していただきました.ご意見・ご批判くださいました先生方,支えてくださった先輩方・友人達には,この場を借りてお礼申し上げたいと思います.ありがとうございました.本論文は,昨年度まで在籍していた神戸大学大学院生としての受賞ではありますが,私が今後も継続して取り組んでいく礎となる論文にしたいと考えております.当HPをご覧の皆様におかれましても,ぜひご高覧いただいた上で,隔心なきご意見・ご批判をいただければ幸いです.また,この度いただいた賞は,「研究奨励」賞であります.現段階での研究成果を評価していただいたと言うよりはむしろ,今後の研究成果に期待していただいたという意味での奨励賞と理解しております.今回の研究成果を踏まえて,さらなる成果を挙げることが,受賞者の努めであると考えます.これを励みに,一層の研鑽・研究を重ねて行きたい考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします.
D1 上ヶ谷友佑
奈良教育大学で行われた第45回数学教育論文発表会に参加してきました。日本数学教育教育学会の論文発表会は研究者や大学院生,現職の先生方も多数参加され,日本では最大規模の発表会です。私の出身が奈良ということもあり,懐かしく思いながらも,地元での発表に少し緊張しました。
発表自体は初めて聞く方にわかりやすく伝える難しさを実感しました。理論を構築しながらも,もう少し具体的に述べれればもっと理解してもらえたのではないかと反省しています。専門的な用語等が多く,内容に関する質問ばかりになってしまい,これからの研究への示唆的な助言をいただくことがなかなかできませんでした。先生方の思考の材料となり,いろいろな発想が広げられるような発表ができるようにこれから工夫していきたいです。
M2 大西大輔
日数教では,聴覚障碍を持つ子どもにおける事例を導入しながら聴くことの意義を提唱しました。発表に来て頂いた方の殆どが同大学院の院生で院生の方には申し訳なく思っています。それ以外で来られた方は4人でした。
不思議な現象として,現場の先生からは非常に共感できるとのご意見を頂きましたが,理論専門の先生からは非常に無意味だという意見を頂きました。その理由は,聴くことの指導について述べているわけではないからとのことでした。しかも,本研究はVygotskyの思考と言語における内言で全てが説明できるとの感想を頂きました。奨励賞を受賞していた人があれだけ輝いたわけですから,劣化していると烙印を押されても無理はありません。正直何とも言えない気持ちになったのは事実ですが…。
私自身は,誰かの音声を聴く上ではどうしても音声による言葉(数学用語だけでなく,日常言語を含む)とそれに伴う意味が関わってくる為,音声言語と付随する意味について考察しそれを述べなければ,聴くことが単なる音として聴くことに留まってしまうのでその点を指摘しなければならないと思いました。
ですが,元々,口頭発表もあって質は落ちていると烙印を押されている以上,その発表さえも無意味だと言われても仕方ないことなのかなと思います。発表を通じて,何故現場の先生方の声が理論の先生方に届かないのかという1つの理由が垣間見えた気がしました。
ただでさえ劣化していますが,これ以上劣化しないようにしたいですね。修士にいる間で,最下層から抜け出せるチャンスはあと1回なのでそこで何とか纏められたらと思っています。
M2 紙本裕一
この度は奈良教育大学で開催された第45回数学教育論文発表会に参加しました。
はじめに,広島大学の院生の上ヶ谷さんが奨励賞を受賞され,後輩としてとても誇りに思います。おめでとうございます。
今回は日本数学教育学会での初めての発表ということもあり,非常に緊張してこの発表会に臨みました。私はこれまで全日本数学教育学会で2度論文発表をしたことがあります。その経験を生かし,本発表では自信をもって自分の主張をしっかりと発表をしました。しかし,どんなに周到な準備をしていても,やはり,学会に来るときはいつも感じるのですが、他の論文発表のプレゼンテーションの出来と内容の深さに驚かされます。そして,今回の発表においても自分の未熟さを思い知らされました。また,なにより会場におられる現場の先生方や大学の教授の方々の多くの示唆に富んだご指摘に感心させられます。この度は自分もそのような場で発表でき,さらにこれらからの研究につながる多くのご指摘,ご意見を頂けたことをとてもうれしく思います。
自分の論文発表が終わり,放心状態になりながらも,2日目以降の自分の発表以外の多くの方の発表に刺激を受けながら,一層研究に対して真摯に取り組んでいかなければならないと感じました。まだまだ勉強不足の私にはわからないことばかりの数学教育学ですが,自分の研究領域と近い研究発表を聞くと,その研究の素晴らしさや自分にはない視点がとても新鮮で,とてもおもしろいと感じます。また,このような学会では多くの院生,教授の方々とお話しする機会もあり,恐縮ながらも多くのことを勉強させていただきました。
残り少ない院生生活ですが,今回の論文発表での経験や頂いた多くの意見を生かし,今後も勉強,研究に励んでいき,またこの場で発表をやりたいと思います。最後に,今回の遠征の裏で支えてくださった遠征係をはじめ,M1や同期,Dの方々に感謝します。ありがとうございました。
M2 高橋永
第45回数学教育論文発表会に参加いたしました。日本数が教育学会に参加するのは今回が初めてでした。
今回は,私が今まで発表を聞いたことがなかった東日本の方の発表を多く聞くことが出来ました。また,参加されている教授の数が多く,質疑応答での質の高さに大変刺激を受けるとともに勉強になりました。質問される多様な視点において,まだまだ自分の見識の浅さを痛感しました。また,質問に対する応答に関しても,刺激を受けました。発表したことに関する質問の応答によって,その発表者の研究の深さを垣間見ることができたように感じます。
私自身は今回,発表をすることが出来なかったのですが,学会に参加するたびに感じることなのですが,発表するとしないのでは,格段の違いがあることです。私自身の研究に参考になった発表会も多数ありましたが,やはり自分の研究の発表に対する質問や意見というものが貴重であると感じます。今回は,筑波大学の院生の方が数学的コミュニケーション活動を研究しており,刺激となるとともに,似たところに課題をもっておられて,共感する部分も多くありました。発表後に話すことができて,同じ研究領域の方と話す機会を大切にしていきたいと改めて感じました。
これらの思いを胸に,次の全国数学教育学会,修士論文に向けて精進したいと思います。
M2 西祥広
今回自分は、11月10日-11月11日に開催された第45回日本数学教育学会に参加させていただきました。
そこで、広島大学以外の教授さん、学生さんの発表を聞きながら、たくさんのことを学びました。前回の全数教では、自分の知識のなさを実感しただけで、内容をうまく理解できませんでしたが、全数教からのここ数ヶ月間で、自分の数学教育学における知識もだいぶ増え、発表内容もだいぶ理解できるようになりました。また、自分と同じ分野(表現力、証明)の研究をされている教授さん、学生さんの発表を聞くこともできたので、今後の自分の研究に活かしていこうと思います。
あと、今回は、前回の全数教に続き、遠征係という大役を任せられました。いろいろ大変でしたが、研究以外でも、こういう係の仕事も重要だということを理解できたので、今回の日数教は、自分にとって、プラスになる大きな機会だったのではないかと思います。
これからも、今回学んだ知識を活かし、研究に向けて精進していこうと思います。
M1 大橋健司
1月10日(土),11日(日)に奈良教育大学で行われた第45回数学教育論文発表会に参加させていただきました。
前日入りで時間があったので,先輩・同期とともになんばを散策しました。
学会前だったからか盛り上がりの度合いが半端なく,楽しかったです。
さて,今回の論文発表会では,たくさんの論文発表を聞くことができました。
数列,証明,論証といった私の研究に関わる発表をはじめ,様々な分野で活躍されている先生方の発表を聴くことができたことは,私にとってとても貴重な経験となりました。
また,広島大学・島根大学の先輩や,全国数学教育学会で知り合った同士の仲間の発表は,とても良い刺激になりました。
私もさらに頑張らないといけないなぁと改めて思いました。
まだまだ勉強不足ですが,今後とも気を引き締めて研究を進めていこうと思います。
頑張ります。
M1 桑原怜那
今回の論文発表会では,私が興味を持っている情意面に関する発表が多くあり,非常に刺激を受けました。また,情意面に関する発表者の多くがMcleodの論文を読んでいたので,私もMcleodの論文に目を通しておこうと思います。
私の研究の方向性が定まってきたので,今回の論文発表会では積極的に質問させていただきました。丁寧に答えてくださった発表者の方々にお礼を申し上げます。
質疑応答を重ねていくと,情意面の評価が難しいことを改めて痛感しました。
前期の実践研究の評価方法を見直し,これからの研究に活用したいと思います。
また,今回の発表会は発表数が230もあり,数学教育方法学だけでなく,内容学についての論文も読ませていただきます。特に,今年度から中学校で統計について教えているので,統計に関する論文を読みたいと思います。
今回の発表会も私は発表を聞くだけでしたが,これからの研究を一層精進し,次回の発表会では私も発表をしたいと思います。
M1 將基面裕介
この度初めて,論文発表大会なるものに参加させていただきました。現職の私にとって,日数教といえば,実践報告,事例研究が主となる夏に開催される全国算数・数学教育研究大会のことでした。とはいえ,この大会に参加したのも,今年度が初めてのこと。これらへの参加で,新鮮さを覚えたのはつかの間,数学教育学の研究は,私が想像した以上に,遥かに広く,深く,そして,今後もその研究の道は途絶えることがないものと実感できました。同時に,自分の現在の位置,研究の至らなさを痛感した次第です。そのように感じることができたのも,実際に多くの先生方,研究生の方の研究や論文,発表に触れさせていただく機会があったお陰だと感謝しております。
私にとっての課題意識は,他の教員にとっての課題であり,他の教員にとっての課題は,私の課題でもあるという認識に立っています。「最近,数学が面白い」と生徒に感じてもらえればそれは成果のひとつ。残された時間を少しでも実り多いものにし,その成果をしっかり現場に還元していきたいと考えています。
M1 瀬川慎司
日数教の論文発表会に初めて参加させていただきました。恥ずかしながら昨年度まではこのような論文発表会の存在も知らず,大変興味深いものとなりました。奈良教育大学にも初めて行きましたが,近鉄奈良駅からバスに乗ったところ,すぐに奈良公園があり,歴史ある街並みに深い感動を覚えました。正倉院展も同時に実施されていて週末だったためか観光されている方も多く,行きはバスで5分だったのにもかかわらず,帰りは駅まで30分以上かかりました(笑)。
さて,論文発表会ですが,私は初日の口頭発表を2本と論文発表を5本,分科会に参加させていただきました。参加させていただいた分科会では「数学教育学における理論と実践の往還」というテーマで意見を交わされていて,中でも「授業研究」の理論化について議論されていたことが印象に残りました。私もこれまで何度も授業研究を実施してきましたが,その目的は調査されていた結果と同じよう「指導技術,授業スキルの向上」が中心であったように思います。もちろん,この視点が悪いというわけではなく,これまで教材研究や実際の授業実践を通して暗黙的に得てきたものは教師であれば誰にでもあると考えます。ただ,こうした授業研究がある時期から諸外国でクローズアップされるようになり,それを理論化することが日本の役割ではないのかということで,なるほどなと感じました。そして,これまで経験的なものとされていたものに,規範性を持たせることにより理論が実践につながっていくということをイメージされているのだと感じました。このような規範性をもったモデルが構築されれば,それはきっと多くの教師に有意義なものとなるのではないかと考えます。現在は学校もかなり組織化され,ある意味,昔のように熟練教師からの知識の伝達も難しくなってきているようにも感じます。そうしたときにこのような授業研究における理論モデルの存在は極めて重要になってくると考えます。私はいまアクションリサーチという研究手法を用い,理論と実践をつなげることを試みていますが,大学院に来られたからこそ,このような機会を得ることができています。現場に戻っても,これらの視点をしっかり持ちながら実践をしていくことが自分の使命だと感じています。
この発表会を通して受けた刺激を自分の研究にしっかりとつなげていきたいと思います。
M1 久冨洋一郎
11月10-11日に奈良教育大学で開催された第45回日本数学教育学会に参加させていただきました。
6月には初めての学会となる全国数学教育学会に参加させていただき、様々な刺激を受けたので、期待をしつつ参加しました。しかし、私の期待していた以上の刺激で、とても感動しました。全国数学教育学会では統計的内容に関する発表が少なかったので、数学教育において統計的内容は割とマイナーな領域であると感じていたのにも関わらず、かなりの発表がされていたからです。
それも、かなり私の研究領域と似通う部分のあるものも多く、様々な統計的内容に対する考えを聞くことが出来たので、とても感激しました。来年には学会で発表する立場となっていくので、しっかりと足を地に付けて、研究に励んでいきたいと思います。そのための、本当に良い刺激となりました。
また、色々な方と知り合いになったりと、人脈も広がりつつあり、これからの人生で大切にしていきたいと思います。
更に、学会以外では懇親会などのお酒の席で普段話さないお話をしたり、研究に対する思いを語り合うことができたのも良い思い出です。
二日間の奈良への遠征は、とても有意義であり、自分を叱咤激励をする良い機会になりました。
M1 福田博人
全国数学教育学会(6/23, 24)感想
6/23, 24に、岡山大学にて全国数学教育学会 岡山大会が開催されました。ここでは、参加者の感想を載せていきたいと思います。
全国数学教育学会の第35回研究発表会に参加しました.私個人としては3回目の参加になります.
学会に参加してつくづく思うことは,研究背景を理解すること,でしょうか.
周知のように,数学教育研究は様々な知見が蓄積されてきておりますが,そのような中,自分の研究の背景ですら掘り下げきれたとは言い切れない現状において,他の先生方の発表された研究が寄って立つ背景を理解するということは,そう簡単にできることではありません.
しかし,数学教育という複雑な営みを理解し,明日の実践に繋げるためには,学習者個人の認識の問題,学級集団の組織の問題,数学教育の目標の問題,等々,スケールの異なる様々なパースペクティブの研究が理解できる必要があると思います.
「無知の知」――今回の研究発表会も,まずはそこから始めたいと思える会でした.
研究と勉強,どちらも欠かさず精進していきたいと思います.
D1 上ヶ谷友佑
家に帰るまでが遠足です、との学校先生の美辞麗句よろしく、この感想を書き終えるまでが、学会とでもいいたいのか。
依頼されたからパソコンに向かっているものの。文章を紡ぎだすのは結構大変なんだ。早くこの感想文を書き上げて、ひと段落。
そうは問屋が卸さないか…。
やりたいこと、やらなければならないこと、やるべきこと、やれること、やっていること、全てばらばらだ。気を取り直して。
終わったことは、気にしないタイプなのです。で、反省しなかったことを反省する羽目になる。
全数教の研究発表は2回目ですので、不安とか緊張とかいったコトバで、感想文を埋め尽くせば、小学生の作文かと疑われるかもしれません。
ちょっとは大人びたことでも書きたいですが、そんな文章力もなければ、感受性もないので月並みな言葉を並べ立てようかと思います。
(意識するしないにかかわらずそうなります。なのでこれは言い訳です。それと、こう断っておくことによって僕の謙虚さを知らしめることができる。)
でも、膾や炙り肉以上に一般のお気に召すような文章を書きたいとは思っています。(思うのは勝手ですから)
6月24日の朝、目覚めてみるとニイ・コウヘイは、巨大な虫になっていたということはなかったのであるが(カスカに手の部分に虫のにおいを感じたが)、学会に「往くべきか往ぬべきか」は問題であった。まあ結局往ったからこそ、今感想を書いているのである。会場までどうやって往くかが次の問題になる。僕は迷わずヒッチハイクを選んだ。「田舎に泊まろう」一宿一飯の恩義的リターンが運転手には期待される。(ここで、僕の言葉遣いは一般のそれとだいぶ違うことを感じてほしい。身のためだ。僕の。)
会場までの道中、不安と緊張で一杯でした。(さっそく登場!)
会場は、岡山大学。岡山…僕の第2の故郷といえば過言である。また岡山が僕の6番目の故郷であることを知っている人は、僕を含めて誰一人としていない。
僕の岡山滞在時間は12時間に満たない(学会は2日間あったのに!)。これは他の広大院生と比べても特段短い。
5分の1以下じゃないかと思う。(やる気は人の10倍ぐらいあったのでちょうどいい。いや、実際の発表の出来を勘案すると帳消しか)
発表時間(20分)・質疑応答(引き算せよ。マウスをまさぐる文明人にできないわけない。そこまで個人は脱数学化していないことを望む。さすがにカイテルも書いてない)
あわせて30分。他の誰かが感想で書いてるんじゃないかな。「20分という時間がすごく短く感じられました。」とか。
ここで、「時間とは何か」という問い立て(それはハイデガーとかベルクソンに聞いてください)をしないところが僕のいいところです。
(これは、僕がまともな普通の人間であることを如実に表しています。)
僕はよく話が脱線するんです。それでいて、それまでしていた話を覚えていません。どうしようもない。(ここは書き言葉なので、読み直せば済む話)
ただ発表資料がそうなっていなかったことを望みます。
ちょっと発表の様子も話しておかないと。たぶん発表題目は「数学教育現代化の今日的意義」だったかと思います。
(いや確信はありますよ。謙虚さが悪影響を及ぼしはじめた。文は人なり。)
数学教育現代化って何なんだというお話です。とくに日本の現代化。詳細は紙面の関係で述べません。
(感想文の分量は無制限と聞いていますが遠慮しておきます。というより、そんなことを書くスペースが僕の心の中にない。)
質疑応答は僕の至らぬ点を大いに指摘してもらうためにある、と一応思ってみたこともないではないといっても過言ではない。
(こういう文型には要注意。)
僕の発表の拙さから(これは謙虚さの表れではない。事実、話ベタなのだ!とマインドコントロールを受けている)、あまり伝えられなかった。
質問する先生方も、僕を理解せずして批判することはできない。僕の発表内容の確認に終始してしまいました。
反省しております。(この反省は今に始まったことではない。生まれてすぐも、やはり自分の思いを正確に伝えられなかった。)
こういう時はいつも、坂本龍馬のつぎのコトバを悪用しています。
「世の人は われを何とも いはばいえ 我がなすことは 我のみぞ知る」
孔子もいいことを言っている。
「人不知而不慍。不亦君子乎。」
感想文はこの辺にしておこうと、はじめの4文目ぐらいで思ったんですけど。もっと言えば、最後の坂本龍馬のだけでよかったなぁ。
それでは感想文ではないか。まあこれが感想文かどうかも疑わしい。疑わしきは、執筆人の利益に。
あまり多く書きすぎると、分冊されてしまう。「純粋理性批判(上)(中)(下)」みたいに。ここらで収拾をつけなければなりません。
人から頼まれた感想文に1時間もかけるくらいなら研究をしろ、と自分に言い聞かせながら、これからは研究に勤しみます。
「次回開催は、1月、広島大学ですね。」この一文のあとがなかなか出てこない。だからこれで筆を擱きます(現代風には、「キーボードをたたくのをやめます」)。
P.S. 結局こんな拙文に2時間かけてしまった。今回は特別な文体を使っています。僕らしくはありません。大衆迎合しきったつもりなのに。いつも「つもり」。
アカデミックな体面をあえて出していないのです。
学会での出来事は他の院生が詳細に伝えてくれるでしょう。もしこの文章に検閲が入って、「これは感想文じゃない」と文句をつけられたら、『感想文「然」としているではないか!』と感情的に内心、啖呵を切ったうえで、
素直で謙虚な僕(この謙虚さは、いつかノーベル賞でももらうつもりで頑張っている証拠だ。名誉か金かって、どっちもくれるつってんだから、手刀切ってごっつぁんですでいいじゃん。)は論駁せられて、命ぜられるままに感想文を書き直すだろう。そのときは、手短に川柳形式だな。
最後に。行間を読んでください。できるだけ埋めたけど。だから長くなったのかな。
M2 新居耕平
越えなければならない壁はかなり大きいのだなと感じます.
労働生産者階級の最下層から何とか抜け出したいものです.
このことを常に意識しながら,以前と同じことが起きるかなと
思っておりましたが,今回は3人もの方から多くの指摘を頂きました.
以前と比べて,今回は繰り上げして10人もの方が来て下さったのは
本当嬉しかったです.数学を通して,聴くことの特徴を考察し,
ある示唆と共感を得ることが出来ました.これらが壁を突破する
越える起爆剤になれたらと思っています.敵をこれ以上作りたくないと
いう想いも込めて,今回の成果は非常に嬉しいと思ってます.
数学が社会において非常に重要な役割を担うことを踏まえると,
基礎なるところから自覚を持って学ぶことが必要だと考えています.
言い換えれば,ただ板書をとるのではなく,注意を持って視たり
聴いたりすることが必要なのではないかと主張したいのです.
まだ,私自身は自分自身を否定しきれていません.愚かな証拠です.
こんなこともできていないから研究が進まないのだと指摘されるのも
無理はないかと思います.
自分の対する戒めも込めて研究が更なる萌芽を秘めるように精進して参ります.
M2 紙本裕一
今回、自分は全数教に初めて参加させていただきました。他大学の学生、教授たちの研究内容を聞くことで、
自分の視野を広げることができるだろうという淡い期待を寄せながら、研究発表を見させていただきました。
自分と同じような研究をされている先生方、院生の方々が、たくさんいらっしゃったので、今後の研究の参考にしようと思います。また、今回の学会で、
自分が一人の教育研究者であるということを改めて実感することができたので、今後、研究に向けて日々精進していこうと思います。
M1 大橋健司
今回はじめて,全国数学教育学会に参加させていただきました。
係の仕事があったことであまり発表を聴くことはできませんでしたが,発表・質疑応答の様子や資料を拝見できたことはとても勉強になりました。
また,懇親会では他大学の院生と親交を深めることができました。この繋がりを大切にして,今後お互いの研究について意見交換等をしていけたらと思っています。
一つ心残りなことは,参考・引用させていただいている先生方への挨拶ができなかったことです。話をする自信がないということは,自分の研究に関する勉強不足ゆえの結果だと痛感しました。
この思いを胸に,(最近の研究で言えば文献調査・具体例提示の双方から構造化とは何かを突き詰めていくよう,)日々研究に精進していきたいです。
頑張ります。
M1桑原怜那
初めて学会という場に行くことで自分と似たことを考えている方に出会うことができ、その方のこれからの研究に注目していきたいと思いました。短い時間の中でいかに自分の伝えたいことを発表することができるかが大切だということを学びました。
準備段階の先輩の姿を見て、学会で発表することの大変さや難しさを学ばせていただきました。自分も学会で発表するときがきたら準備をしっかりと行いたいと思います。また,準備時間が足りないときはどこかで必ず区切りをつける勇気が必要だということも知りました。AR実習の前期を終えて、この成果を発表できるように早く検証・分析を行おうと思います。
M1 將基面裕介
全数教に初めて参加させていただきました。学会そのものを拝見することが初めてだったため、小さいことも含めて全てが私の刺激となりました。
私自身は受付をさせていただいていたのですが、参考にさせていただいている先生方にお会いすることが出来たことにまずはドキドキ感を覚えました。
更に、先生方や先輩方、他大学の院生方の発表を拝見していると、いずれ私もこの場に立つ日が来るのだなぁとやってやるという期待と自分に出来るだとうかという不安の気持ちが脳裏をよぎりました。
中でも、私の研究と関係している方の発表を聞いて、「私の研究は孤独な研究ではない。」と強く感じ、これからの私の研究へのやる気が増大しました。
また、懇親会においては同じ他大学のM1の人と多く知り合うことができ、仲間を増やすことができたのもこの学会での大きな収穫でした。
学会に参加された大勢の方全員が数学教育という同じテーマについて真剣に考え、発表するという当たり前の光景が、私には新鮮で、2日間全てが私にとってのこれからの糧となりそうです。
これから次私が発表するのはいつになるかは分かりませんが、自信を持って発表できるように、日々努力し、楽しく研究を行っていこうと思います。
M1福田博人
新入生自己紹介
平成24年度に新しく入学した博士課程前期/後期メンバーの自己紹介です。
この度,広島大学教育学研究科へ入学許可をいただきました.上ヶ谷 友佑 (ウエガタニ ユウスケ) です.
昨年度までは神戸大学人間発達環境学研究科に籍を置き,数学的構成主義の知見を参考に,「構成的理解」をキーワードに研究を行なっておりました.
広島大学ではそれをさらに発展させる形で,次の2点を追求します.1つは,学習者がある数学の内容を理解している状態はどういう状態として捉えることが妥当なのか,そしてもう1つは,ある学習者がどのような理解状態にあるのかをどのようにして知ることができるのか,です.初学者が数学を学び,理解し,そして将来に渡って探求し続けていくその過程から,人間が数学を指向するメカニズムを解き明かしたいと考えています.
数学教育も数学それ自体も,まだまだ不勉強なところも多い私ではありますが,精一杯,学問的にも教育実践的にも貢献していきたいと思います.どうぞよろしくお願いします.
2012年4月9日 博士課程後期1年 うえがたに ゆうすけ
こんにちは。広島大学大学院教育学研究科M1の久冨 洋一郎(ひさどみ よういちろう)です。
広島県教育委員会の現職教員大学院派遣研修として,教職高度化プログラムに入りました。
12年振りの広島大学での生活がスタートしましたが,研究テーマを考える以前に,様々な事務処理が電子化されていることにすでに戸惑いを覚えています。
院生室のM1,M2の方に助けられながら何とかやっているところです。
せっかくの大学での生活,こんな機会は二度とないでしょうから,しっかりと教育実践研究をしていきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
2012年4月9日 博士課程前期1年 ひさどみ よういちろう
はじめまして教職高度化プログラム4期生の瀬川慎司です。
14年ぶりの広島大学での学生生活となります。
「もっといい授業をしたい」「もっとワクワクする授業をしたい」と思いながらこの14年間教育現場に携わってきました。
これから2年間「数学的活動を生かした魅力ある授業づくり」を研究の柱として実践研究を進めていく予定です。
ご指導していただく先生,そして院の皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
また,このような機会を与えてくださった教育委員会,所属校の先生方ありがとうございます。
研究成果をしっかり現場に還元できるように頑張ります。
2012年4月9日 博士課程前期1年 せがわ しんじ
こんにちは.袴田綾斗です.
学部時代には位相幾何学を専門に勉強してきました.大学院に進学して間もないですが,いま自分の中には「研究」への情熱と不安が入り混じったような,不思議な期待が芽生えています.これからの2年間で何か結果が残せるかどうかは現段階では当然わかりませんが,その如何にかかわらず,自分に甘えて妥協することなく研究を続けていくことが大切なのではないかと思います.
自分で書いたことを読み返すと,なんだか結果が出せないことへの保険を掛けているような文面に見えてきました…が,僕が表明したかった意思は「一生懸命,妥協せず,誠意を持って研究していこう.」ということです.
大学院での2年間,がんばります!
2012年4月9日 博士課程前期1年 はかまた りょうと
こんにちは。
広島大学教育学部数理系コースから進学しました、平成24年度新M1生の將基面 裕介です。
学部生のときは、中学校数学科における生徒の意欲を高めるために、授業の導入場面での工夫について考察していました。
大学院では、教職高度化プログラムで今まで考察してきた理論について、実践的研究を行っていきたいと考えています。
趣味はテレビを観ることで、バラエティ番組が大好きです。また、学部一年生のときから自炊をしているので料理も好きです。
中学校数学科の教員になるという夢を叶え、まだ見ぬ生徒たちのために教員としての力をこの2年間で出来る限り身に付けたいと思います。そして、2年後には「スーパールーキー」として教壇に立ちたいです!
2012年4月9日 博士課程前期1年 しょうぎめん ゆうすけ
この度、広島大学理学部数学科から入学しました福田博人です。
学部時代が統計学(特にデータ解析)を専門的に勉強してきました。
大学院では、学部時代の経験を活かし、中学校及び高等学校の統計教育に関して教材開発を行おうかと計画しています。
2年間の研究の末には、立派な教師として巣立っていきたいと思っています。
今年のとりあえずの目標は、おなかの贅肉を取ることです。
兵庫生まれの兵庫育ちなので、関西色満載な僕ですが、どうぞ仲良くして下さい。2年間宜しくお願いします。
2012年4月9日 博士課程前期1年 ふくだ ひろと
はじめまして、桑原怜那です。 この春、島根大学総合理工学部から広島大学大学院教育学研究科にやってきました。
島根大学では、青木美穂先生のご指導のもと不定方程式の中のペル方程式について勉強しました。
また、教育学部の御園真史先生にも大変お世話になりました。
研究内容は模索中ですが、今のところは「ノート」「構造化」「理解」をキーワードとしてあげています。
数学教育学においてはかなりの未熟者ですが、激痩せするくらい頑張って研究に没頭できたらと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
2012年4月9日 博士課程前期1年 くわはら れいな
こんにちは。平成24年度新M1の中林直規です。
私は4年間広島大学教育学部数理系コースで学び、この度新たに大学院に進学しました。学部時代は池畠先生の下で解析学を学び、大学院でも引き続き解析学について研究しています。主な分野としては偏微分方程式です。
研究を進めていくにあたって、いくつもの困難や壁に行く手を阻まれることでしょう。自分の思うようにいかないことばかりでしょう。でもそのとき自分がどう行動するのかが重要になってくるのだと思います。私は粘り強く、根気強く困難に対して正面からぶつかり壁を突き破りたいと思います。頭で思うのは簡単なこと。あとは『やる』か『やらない』か。2年間険しい道を突き進みたいと思います。
2012年4月9日 博士課程前期1年 なかばやし なおき
今年度、徳島大学総合科学部自然システム学科から広島大学大学院教育学研究科へ入学した。大橋健司と申します。
学部生では、解析学を専攻しており、曲線短縮方程式、平均曲率方程式等を学習してきました。
将来は、数学教師になることが夢であり、今まで学習してきた解析学の知識が数学教育の現場で生かせないかと考え、大学院に進学することに決めました。
広島大学大学院では、今までの研究内容とは全く違う内容ではありますが、将来のことを考え、数学教育学について研究しようと思います。
現在、新指導要領に変わってから、言語活動が注目されている中、無関係のように思われる、数学と言語活動を結び付けて、教育するよう現場の人間は心掛けていかなければなりません。そのために、自分には、数学的知識をうまく表現する能力とは何かを知る必要があったので、ここでは、「数学的記述表現活動」に観点をおいて研究を進めていきたいと考えています。
教育の知識に関しては、周りの方々と比べれば、劣る面が多いとは思いますが、切磋琢磨していきながら自分の技量を高めていこうと思いますので、よろしくお願いします。
2012年4月9日 博士課程前期1年 おおはし けんじ