令和元年度(2019年度)
日本科学教育若手研究会@長崎大学
日本科学教育若手研究会に参加された方の感想です。
今年の若手研究会は,私の地元長崎での開催ということで,何とか発表したいと思っておりました。それが実現できたことに少し安堵の気持ちを抱いています。
院生としての最後の学会発表は,ポスター発表となりました。初めて教科書分析に挑みましたが,非常に難しいものでした。また,ポスター発表中は大学の先生をはじめ,現職の先生,院生の方々など様々な方に意見・質問をいただくことができました。ありがとうございました。修士論文に少しでも反映させられたら,と思います。
この学会に限った事ではありませんが,学会や懇親会等の席を含めて,様々な方々との交流を深めることができました。このような機会に恵まれた院生としての生活を振り返り,寂しさを感じると共に,これからも何らかの形で学会への参加を前向きに考えるきっかけとなりました。この2年間でかかわりを持つことができた全ての皆様に感謝しています。
博士課程前期2年 松尾 勇希
全国数学教育学会@広島大学
全国数学教育学会に参加された方々の感想です。
今回の全数教での発表が院生としての最後の口頭発表となりました。発表を聞きに来てくださった方々から,貴重な意見や質問,そして今後の糧のなる温かいお言葉をいただき,大変充実した発表となりました。準備の時間が十分にとれず,まだまだ修正すべき点も多々ある中での発表でしたが,それでもやはり,発表の準備を行う過程や,実際の発表を通して学べることや気付くことも多く,参加することに意義があるということをあらためて実感しました。
博士課程前期2年 山本 啓太
この度の全数教ではMax Stephens先生のexcursionに参加させていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。数学教育というものを広い視野で捉え直す機会となりました。
また、今回の全数教が院生として参加し発表する最後の場でした。結論から申し上げますと悔いの残る発表となりました。多くの先生方・院生の方々に聞きに来ていただいたにも関わらず、自分の考えの甘さや論点が整理できていないことが露呈し、下手をすればM1の全数教の発表の方が良かったのではないかというほどのものでした。だからといっていつまでたっても過ぎ去ったことを考えている時間も余裕もないのですが、この悔しさというよりも恥ずかしいという感情はしばらく消えることがないと思われます。早急にこの感情を原動力に変え、胸を張って修了できるよう、今回先生方からいただいたご意見を元に修正を加え修士論文執筆へと向かいます。発表を聞きに来てくださった先生方、ご指導いただいた先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
博士課程前期2年 迫田 彩
今回の全数教の発表で,最後の口頭発表となりました。発表に来ていただいた方,質問・意見をくださった方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
今回の発表では,先生方から非常に厳しいご意見をいただき,様々な面での反省点が多々あります。修士論文の〆切が1ヶ月半後に迫る中で,いただいたご意見を元に修正し,何とか良いものとなるように努めたいと思います。
また,今回は広大開催ということで運営にも携わりました。非常に多くのトラブルに見舞われ,大変な二日間となりました。参会された方の中にはご迷惑をおかけした方もいらっしゃると思います。大変申し訳ありません。
今週の土曜日には,地元長崎県で日科教若手研究会があり,ポスター発表をさせていただきます。それが院生としての最後の学会発表となりますので,実りある有意義なものにしたい所存です。
博士課程前期2年 松尾 勇希
全数教は5月末の埼玉大学以来2回目の参加となりました。今回は広島大学での開催だったので、運営の面でも動くこととなりました。運営に関しては分からないことばかりでご迷惑をおかけすることもありましたので、この反省を次回の開催に活かしたいと思います。来年度からはもっと積極的に運営に関わっていけるよう尽力いたします。
発表に関しては、院生初の口頭発表をさせていただきました。前回の日数教から期間があまり無かったため、発表内容について熟考することがあまりできなかったことに対して悔いに残ることとなりました。発表を聞いてくださった先生方からの質問に十分に答えることができなかったり、考えが至っていなかったりと、自分の研究不足を認識致しました。今後より多角的に研究対象を考察し、しっかりした理論を構築していきたいと思います。
博士課程前期1年 吉岡国晃
12/14,15に行われた,全国数学教育学会に参加しました.前回の日数教では初のポスター発表でしたが,今回の全数教は初の口頭発表をさせていただきました.研究テーマの変更からあまり時間がない中での発表となりました.いろいろなトラブルもあり残念な発表となってしまい,感想としてはとても悔しい発表となりました.自分の主張したかったことが伝えられなかった印象があり,非常に悔しい結果となりました.質問にうまく答えられないこともあり,自分の勉強不足さをさらに痛感しました.ご意見・ご指導いただいた方々に感謝申し上げます.今後また,日々精進して参ります.
博士課程前期1年 奥 修平
日本数学教育学会@東京学芸大学
日本数学教育学会に参加された方々の感想です。
11月16日,17日に東京学芸大学で開催された日本数学教育学会第52回秋期研究大会に参加させていただきました.今回で3回目の口頭発表となり,今回は主に授業実践についての発表をさせていただきました.様々な方から今後の研究や授業の改善につながる貴重な意見をいただくことができました.他の方の発表からも刺激を受けることができ,次回の学会に向けて,ここからまた研究に励んでいきたいと強く感じた2日間となりました.
博士課程前期2年 山本 啓太
今回の日数教では、「生涯学習社会において市民に要請される数学の検討」という題目で口頭発表させていただきました。生涯学習を前面に押し出すということで、新聞記事に潜むニューメラシ―とは何かを追究いたしました。様々な先生から、ニューメラシーそのものについてのご指導、新聞を分析する良い方法など多くのご意見をいただき、大変勉強になりました。また、方法の客観性についてご指摘をいただき、自らの考えの甘さを反省いたしました。修士論文の執筆のため今回の内容を修正するとともに、12月の全数教へ向けて出来ることを見極め、遂行できるよう精進してまいります。最後になりますが,私の発表や懇親会にてご指導・ご指摘をしてくださった先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期2年 迫田 彩
11月16日,17日に東京学芸大学で開催された日本数学教育学会第52回秋期研究大会に参加させていただきました.日曜日に口頭発表をさせていただきました.口頭発表では,大学の先生をはじめ,多くの院生の方に来ていただき,またたくさんの質問を賜りました.私の勉強不足のため十分なお答えができませんでしたが,様々な示唆を頂くことができました.この場を借りて,感謝申し上げます.また,修士論文の執筆にあたり,数多くの先輩方にエールをいただき,全国各地のM2の皆さんと励まし合う機会ともなりました.非常に有意義な時間を過ごすことができました.12月には全数教や日科教での発表を予定しております.学生として迎える学会も残りわずかとなり,様々なことに追われ始めてはいますが,最後まで力を振り絞って頑張りたいと思います.
博士課程前期2年 松尾 勇希
今回の学会で私が発表する機会はありませんでしたが、様々なテーマの発表を拝見することができ、充実した二日間を過ごすことができました。ポスター発表では多くの方々とお話しさせていただき、とても勉強になりました。特に、ちょうど非常勤先の学校で扱っている題材と同じ題材に関する発表もあったので、この学会で学んだことを、勤務先でも存分に活かしていきたいです。時間は限られておりますが、今後も修士論文作成に向けて、更なる勉学に励んできいきたいです。
博士課程前期2年 長江 優衣
今回は初めての日数教に参加させていただくとともに,院生のデビュー戦としてポスター発表をさせていただきました。ポスター発表は「統計的推論の発達を問う ―SRLEを議論の土台として―」と題して行いました。統計教育の先生方や広島大学のOBの先生方をはじめとする多くの方から意見をいただきとても良い経験となりました。しかし,先生方とお話すると,研究に対する自分の認識の甘さや考えの至らなさが次々と露呈してしまいました。細かいところまで考えが及ぶようにさらなる研鑽を積んでいきたいと思います。次回の全数教での口頭発表に向けてたくさんの気づきと刺激を頂いた学会でした。
博士課程前期1年 吉岡国晃
今回の日数教秋期大会では,自身初の発表になるポスターを行いました.日数教で発表したものから,研究主題は変わってしまいましたが,多くの方からご意見やご指導いただきました.自分にない視点からのご指摘が多くとても参考になりました.ポスター発表に来ていただいた方々に深く感謝いたします.また,自分の伝えたいことをポスター1枚にまとめ上げることの難しさを痛感した学会でありました.今回の学会で得たことを,今後の研究に生かしていければと思います.次の12月の全数教での口頭発表へ向け,日々精進してまいります.
博士課程前期1年 奥 修平
全国数学教育学会@埼玉大学
全国数学教育学会に参加された方々の感想です。
今回は2度目の全数教での発表となりました。短い時間で伝えたいことを盛り込みすぎて,伝わりにくい発表になってしまったと反省しています。発表後の質疑では,今後の研究に向けての貴重な意見をいただくことができました。これまでより一層研究に励みたい,という気持ちとともに,それをいかに伝えるかということの重要性を痛感した学会となりました。
博士課程前期2年 山本 啓太
今回の全数教では、「生涯学習における個人の「数学」に関する一考察―インフォーマルな数学学習に焦点を当てて―」という題目で発表いたしました。主題として『生涯学習』を入れたのは今回からで、数学の生涯学習の研究をされている先生をはじめとし、様々な先生方からご意見いただくことができ、大変勉強になりました。しかし、2回目の口頭発表にもかかわらず、前回よりも準備不足・考察不足が際立った発表となってしまいました。数学の生涯学習という領域で議論することの意義、生徒の数学観にこれまでとは異なる視点から着目する意義を自分自身が明確に見いだせていないままということを痛感いたしました。先生方からいただいたご意見をもとに、再検討し論文投稿できるよう精進いたします。
博士課程前期2年 迫田 彩
2週間前に,初の北陸(金沢)を経験しましたが,今度は初の埼玉でした。
今回の学会は,50回の記念大会ということで海外から先生方をお招きすることになり,私は27日から埼玉へ行き,ゲストの先生方の対応をしました。英語に自信のない私からするととんでもない大仕事で非常に心配でしたが,優しい先生方のおかげで何とか仕事を全うできました。このような経験は,めったにできないと思いますので,非常にいい経験をさせていただきました。先生方とのお別れはとても寂しく,いつかまたお会いできたらなと感じました。
また,二日目には口頭発表をさせていただきました。発表に足を運んでくださった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。M2の6月になっても,自分の無知さや文章力のなさを痛感し,悲しくなる今日この頃ですが,質疑応答の時間には私のためになる話をしてくださった方も多く,有意義な発表になったのではないかと思います。日数教秋期,12月の全数教など院生の間の学会の回数も残りわずかとなっているので,貴重な場をしっかりと生かせるように自身の研究に励みたいと思います。
博士課程前期2年 松尾 勇希
埼玉という私にとっては初めての地で行われた全数教でしたが,私にとっては学会に参加すること自体も初めてでした。何も分からない状態で緊張して学会に臨んでいましたが,堅苦しい雰囲気などほとんど感じさせないアットホームな雰囲気に少し緊張がほぐれました。とはいうものの,先生方や他大学の院生の皆さんの発表は難しい内容ばかりで,自分の無知さを存分に思い知らされました。それと同時により一層研究に力を入れよう,と鼓舞される面もありました。また懇親会等では広島大学のOBの先生方や他大学の方々とお話でき,研究や教育に対する見方が少し広がったように思います。この二日間の学会はとても有意義な時間を過ごさせていただきました。今回は発表はしていませんが,今後はしっかりとした発表ができるよう研究に励みたいと思います。
博士課程前期1年 吉岡国晃
全国数学教育学会に,今回初めて参加させていただきました.多くの方々の発表を聴かせていただき,大変勉強になったと同時に,改めて自身の研究の難しさを感じたような気がしました.また,質疑応答では自分の考えとは異なる質問が多くあり,いろいろな視点や,考え方を聴くことのできる機会を持つことができました.懇親会では普段お会いすることのできない多くの方々と交流でき,多くの話を伺えたことで,とても刺激になりました.この学会を経て,自分も早くこの場に立ちたい,発表を行いたいという気持ちが強くなりました.これからの研究への糧にして,励んでいこうと思います.
博士課程前期1年 奥 修平
日本数学教育学会@金沢大学
日本数学教育学会に参加された方々の感想です。
初めての北陸の地、初めての日数教春期大会、今年度初めての学会参加・発表とはじめて尽くしの日数教春期研究大会(金沢)はとても刺激的でした。
先生方のグループ発表では初めて出会う言葉も多く、戸惑いつつの聴講となりましたが、研究関心や、広大の他の院生の研究分野に近いものもあり大変興味深いものばかりでした。春期大会に参加したからこそできた経験だと思います。
一方で、今回は「教科書によって意図された「数学」とは何か」をテーマにポスター発表を行いました。口頭発表とは異なり、近い距離で先生方からとことんご指導いただくことができ、とても充実した時間となりました。また、他大学の院生の方々から様々な視点からのご指摘をいただいたり意見交流したりと、濃い2時間となりました。土地は違えど、同じく奮闘している他の院生の存在を再確認し、改めて自らの研究に対し真摯に向き合わなければならないと自分を律する良い機会となりました。この決意を胸に、今後も研究を発展させていけるよう精進してまいります。
博士課程前期2年 迫田 彩
院生になって初めて,日数教春期大会に参加してきました。初の北陸地方ということもあり,非常に楽しみにでしたが,広島からはとても遠く,片道約5時間の移動はさすがに疲れました。そして,やっとの思いで金沢駅に到着しましたが,大学まではさらに30分ほど…。金沢大学は自然豊かで,とてもきれいでした。土曜日にはPMEJにも参加し,ドクターの方の発表を聞くことができ,圧倒的な実力の差を示されました。そして,日数教では,ポスター発表をさせていただきました。秋期大会よりもさらに長い時間のポスター発表だったため,途中で他の人の発表を聞きに行くこともしました。私の発表に足を運んでくださった方々にこの場を借りて,感謝申し上げます。また,他大学の院生ともコミュニケーションを取り,今月末の全数教でもお会いすることからまた1つ楽しみができたと思います。ハードスケジュールではありますが,実り多き時間を過ごせるよう,さらに精進したいと思います。
博士課程前期2年 松尾 勇希
新入生自己紹介
令和元年度に新しく入学した博士課程前期メンバーの自己紹介です。
はじめまして。豊福共輝(とよふくともき)です。
これまで、結び目理論における結び目不変量の一つ、アレキサンダー多項式を手術による定義の方法から幾何的に捉えようと研究してきました。
これからは、まだまだ知らない結び目を相手に、自身の創造力を磨きながらこの2年間を充実させたものにしたいです。
よろしくお願いします。
博士課程前期1年 豊福 共輝
はじめまして。広島大学教育学部第2類数理系コースから進学した山本陽介(やまもとようすけ)と申します。卒業論文では「ザイフェルト曲面の標準形」という題目で研究を行いました。大学院では、formal semigroupがsemigroupになるようなL-space knotsについて研究しようと思っています。
2年間という短い時間の中で、研究や学習に没頭し、少しでも多くのことを吸収できるように努めます。指導教員である寺垣内教授をはじめ、多くの方々にお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。
博士課程前期1年 山本 陽介
はじめまして。広島大学理学部数学科から進学しました、吉岡 国晃(よしおか くにあき)と申します。
学部では統計の研究室に所属し、「PISA個票データの重回帰分析」と題して卒業論文を書きました。膨大なデータを処理するのに悪戦苦闘し、統計解析の大変さを実感しました。
大学院では、教育の視点で統計を捉え直し、統計教育の重要性に迫っていきたいと考えています。この2年間を有意義に過ごし、数学教師としての将来に繋げていきたいです。よろしくお願い致します。
博士課程前期1年 吉岡 国晃
こんにちは。奥 修平(おく しゅうへい)と申します。
学部卒業後,数年教職を経験し,いろいろと感じるところがあり広島大学 大学院へ進学しました。
これからの2年間を,後悔を残すことのないように日々努力して過ごしたいと思います。
多くの方々にお世話になると思いますが,どうぞよろしくお願いします。
博士課程前期1年 奥 修平
はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学しました、重松正樹(しげまつ まさき)と申します。
卒業研究では、ルベーグの$L^p$空間についてまとめました。そこからより一般化した関数空間についての研究をしていきたいと考えています。
この大学院での二年間を有意義なものにするため日々努力し、お世話になった方々からいただいた時間や苦労も含め、生徒に還元していける教師になりたいです。
指導教員である下村先生をはじめ多くの先生方、先輩方にお世話になると思いますが、よろしくお願い致します。
博士課程前期1年 重松 正樹