平成28年度(2016年度)
全国数学教育学会 第45回研究発表会(1月28日・29日)
全国数学教育学会 第45回研究発表会の感想です。
1月28・29日に行われた全国数学教育学会第45回研究発表会で「高等学校における生徒の数学的理解を深める授業構成に関する研究―生徒の体系的理解の過程に焦点を当てて―」というテーマで発表させていただきました。広島大学での開催ということで,これまでより少しリラックスして臨むことができ,自身の研究にとって非常に有意義な発表にできたと感じています。今回の発表でいただいた多くの示唆を今後の研究活動に生かしていきたいと考えています。また,来年度から所属校で勤務をしながら今年度一年間の研究を実践していくとともに,現場にその成果を少しでも還元していきたいと強く感じています。ありがとうございました。
博士課程前期1年 井ノ迫 大吾
平成29年1月28日(土)・29日(日)に開催された第45回全国数学教育学会(広島大学)に参加させていただきました。今回の学会では,「数学教育における定理の逆の間接的証明に関する考察」という題目で発表を行いました。初の口頭発表で,想像以上に緊張し,さらに,様々なトラブルに見舞われるというホロ苦いデビュー戦を飾りました。しかし,そのような状況の中でも,数多くの貴重なご意見を頂くことができ,色々な面で成長できたと実感しております。「何事も経験」という言葉通りの時間を過ごすことができたのではないでしょうか。次年度は,「定理」をキーワードとし,研究を進めていきたいと考えております。また,学会運営に携わることができ,その困難さを痛感し,今後は,さらなる感謝の念を持ち学会というものに参加しなければならないと思いました。最後に,今回の口頭発表を皮切りに,次年度におけるすべての学会でなにかしらの発表をすることをこの場で宣言します。今後とも宜しくお願い致します。
博士課程前期1年 浦山 大貴
今回の全数教では、「数学教育におけるアイデンティティに関する研究―大学一年生の持つアイデンティティに焦点をあてて―」という題目で、発表させていただきました。
発表を終えた後の質疑の時間や、懇親会などでたくさんの貴重な意見をいただきました。今回は生徒の記述したデータをもとに論を立てているということもあり、データを使う意味や扱い方などの難しさというものを実感しました。アイデンティティ研究において、データを扱う場面は多いので今回の反省をこれからの研究に活かしていきたいと思っています。
さいごにはなりましたが、今回の発表をするにあたり助言してくださった、先生、先輩方、並びに今回の発表をお聞きくださった先生方に感謝申しあげます。ありがとうございました。
博士課程前期1年 西 宗一郎
今回初めて発表させていただきました。当日は,質問していただいたことに答えることができず,まだまだ自分の考えが深まっていないのだと痛感しました。その質問は発表しなければいただけなかったものなので,発表することは自分のためによい貴重な経験になったと思います。この発表を目標にこれまで研究を進めてきたので終わったことに一安心していますが,いただいたご指摘・ご助言を研究に反映できるよう,気を引き締め,今後も地味に着実に研究を進めていきたいと思います。
博士課程前期1年 西森 愛
1月28・29日に行われた全国数学教育学会第45回研究発表会で,初めて口頭発表をさせていただきました。今回は「高等学校数学科における空間図形の理解に関する研究―小学校,中学校段階との比較から見る高等学校段階の固有性―」というタイトルで,発表をさせていただきました。全国学力・学習状況調査の結果の分析から中学校段階の空間図形に関する生徒の実態の把握と,現行学習指導要領の比較検討から高等学校段階で求められる空間的思考について考察し,高等学校段階の空間図形の学習の固有性について述べました。発表で引用させていただいた先行研究の解釈についてや,高等学校段階の具体的な教材を挙げることなど,様々な視点からのご意見,ご感想をいただきました。発表を通して,私自身が最終的にどのようなことをしたいのかが伝わりきらず,個別でのお話の際にご指摘をいただきました。今回,私の拙い発表に足を運び,貴重なご意見,ご示唆を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。今年一年間の研究を振り返り,もう一度目的を明確にした上で進めてまいりたいと思います。ありがとうございました。
博士課程前期1年 米山 京香
博士課程前期での最後の発表となりました。
今回の発表では,「意思決定に関する確率判断能力の育成」をテーマに発表を行いました。私自信が確率を苦手であるという課題意識からスタートしてから2年間,確率と向き合ってきました。今でもやはり難解な概念であると感じますが,2年間を通してその奥深さに触れ,確率が好きになりました。今後は,数学教育において児童・生徒が同様に確率の奥深さに触れ,確率を含む数学が好きになってくれるような研究を行えたらと考えています。
この場をお借りして,私の発表に足を運んでいただいた先生方,ご質問をしてくださった先生方に感謝申し上げます。また,準備をしてくださった先生方や院生の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期2年 石橋 一昴
今回の学会では,「G. HarelのDNR理論に基づく知的必要性に着目した複素数単元の導入方法」という題目で発表させていただきました.今回の発表が,大学院生としての最後の発表となりましたが,前回の全数教での発表も聞きに来てくださった先生に「前回より説得力が増して良い発表だった」という言葉をいただき,これまで発表してきた中でも一番良い発表ができたと思います.私の発表に足を運んでくださり,そしてご指導いただいた先生方,本当にお世話になりました.来年度からは,実際の教育現場でも頑張っていきたいと思っています.
博士課程前期2年 武岡 翔平
今回の発表では数学の教科書を美学の視座から考察した結果を発表させていただきました。発表の内容は、美学の視座によって教科書を始めから読み進めた時に読み手が感じると思われる価値を分析するものでした。いただいた意見から感じたこととしては、数学の価値といったときに何が価値をもつのかということより、いつ価値が起こるのかをもっと強調する必要があるということです。今回で院生としての研究は最後となりますが、この課題を今後の教育活動に活かそうと考えております。研究発表に来てくださった皆さまにこの場をかりてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期2年 田原 慶了
この2年間の集大成の全てを発表することはできませんでしたが,発表資料を作成する過程で,今後も研究を続け,よりよい発表を行いたいと思いました。発表後に,昨年度の指導教官の先生からご指導を受けることができたのが一番の成果でした。この発表に至るまでにご指導して下さった先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期2年 増永 雄大
第45回全国数学教育研究発表会において,「高等学校数学科における数学的活動を通して理解を深めるための問題の研究」という題目で発表させていただきました。数学Aの場合の数と確率単元において,足場設定を用いた授業を計画,実施し,検証したという発表でした。大学院生活最後の発表となりました。これまでの成果と課題を整理し,来年度以降の研究につなげていきたいと思います。
2年間の大学院生活では,先生や先輩方,院生の方々から多くのご支援をいただきました。この場をおかりしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期2年 吉田 裕志
日本数学教育学会 第49回秋期研究大会(10月29日・30日)
日本数学教育学会 第49回秋期研究大会の感想です。
10月29・30日に弘前大学で行われた日本数学教育学会第49回秋期研究大会に参加させていただきました。今回,強く実感していることが口頭発表という形で終えてしまったことに対する悔しさです。これは参加して他の方達の研究発表を聞くことで徐々に強くなってきたものです。若い方達が情熱をもって研究に取り組み,その課題を解決しようと懸命に取り組んでこられた姿を目の当たりにし,現場の経験をもつ自分自身の不甲斐なさを感じたことがその要因だと思います。私が研究活動に腰を据えられるのも実質あと半年もありませんが,最終的には自分だからこそたどり着けるような結果が得られるよう努力していきたいという強い思いを抱いています。今回の学会でいただけた多くの示唆を今後の研究活動に生かしていきたいと考えています。ありがとうございました。
博士課程前期1年 井ノ迫 大吾
平成28年10月29日(土)・30日(日)に開催された日本数学教育学会第49回秋期研究大会(弘前大学)に参加させていただきました。今回の学会では,「学校数学における間接証明法に関する一考察-転換法・同一法に焦点を当てて-」という題目でポスター発表を行いました。1時間という限られた時間の中でしたが,私の研究題目に対して,数多くの先生,院生に興味を持っていただき,研究を奨励するお言葉を頂けたことは身に余る光栄であるとともに,大きな責任というものを感じました。今後はこのポスター発表の際の建設的な議論を整理し,研究の方向性を確定させ,次の全数教の発表に向けてしっかりと準備をしていきたいと考えております。また学会前日,初日に開催されたPMEJの懇親会,日数教の懇親会では多くの先生方,他大学の院生と多種多様な話をすることができ,大変有意義な時間を過ごさせていただきました。最後になりますが,貴学会の準備,運営に携われた方々に感謝いたします。
博士課程前期1年 浦山 大貴
今回の学会では、「数学教育におけるアイデンティティ形成に関する研究」という題目でポスター発表をさせていただきました。ポスター発表の際には、多くの先生方に来ていただき、ありがたいご指摘やこれからの参考になる論文などを教えていただき、大変有意義な時間となりました。また今回の学会で一番思ったことは、自分と同年代の人たちが口頭発表やポスター発表などをしている姿を見て、自分も負けてられないなと思いました。研究に勝ち負けはありませんが、学会に臨む態度においては誰にも負けないという気持ちを持たないといけないと思いました。そのためには、日ごろの研究の積み重ねが大切になるので、これからもいっそう努力していきます。今回の学会を通して、自分の研究を他大学の先生や、現職の先生に見ていただくという貴重な機会をいただけたこと、また、コメントを下さった先生方、本当にありがとうございました。
博士課程前期1年 西 宗一郎
学会への参加は,この度で2回目でしたが,前回よりもたくさんの方々が参加されていたように思います。ここ(大学院)にいなければ聞くこと・知ることができなかったこと,感じることができなかったことは多く,それを活かしてどれだけのものを自分のものにするかは自分次第であると改めて感じ,身が引き締まりました。次回はいよいよ初めての発表です。述べたことに対して責任が持てるようにしておき,たくさんの助言をいただけたらと思います。
博士課程前期1年 西森 愛
今回初めてポスター発表をさせていただきました。今回の発表では「数学教育における空間観念の育成に関する研究」というタイトルで,空間観念の定義,教科書の問題の考察を行いました。空間観念の定義の方法についてや空間図形の問題を分析する際の着眼点についてなど,様々な方からご意見,ご感想をいただくことができました。また,近年活用されることが増えてきているICTに関して,ICTを活用した教材や教具を開発する上で注意しなければならないことについても,示唆を得ることができました。今回,私の拙い発表に耳を傾け,ご意見,ご示唆を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。私なりに解釈をし,研究を進めてまいりたいと思います。ありがとうございました。
博士課程前期1年 米山 京香
10月28日(土),29日(日)に弘前大学に於いて開催されました,日本数学教育学会に参加させていただき,「学校数学における確率の認知過程を捉える枠組みの一提案」というテーマで口頭発表をさせていただきました。発表には,多くの先生方にお越しいただき,今後の研究の発展に繋がる様々なご意見をいただきました。また,懇親会でも多くの先生方とお話しさせていただくことができ,同じ志を持った仲間や先生方からの言葉に刺激を受けました。周囲の人々に感謝し,これからも研究を続けてまいりたいと思います。最後になりましたが,私の発表に足を運んでいただいた先生方,また私が足を運ばせていただいた発表者の方々,さらに懇親会でお話しいただいた方々に,簡単ではございますがお礼申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期2年 石橋 一昴
数学を「装置」に喩えるなら,私は,複素数を,その装置を動かすために欠かせない「歯車」だと思っています.その一方で,例えば,複素数を用いて初めて,実数の範囲では計算できなかった実積分が計算できるようになるときのように,複素数は,役目を果たすと最終的には姿を消します.このように,数学を陰から支えているという一面をもつ複素数に魅せられてから,「生徒が数学を学習する上で複素数の必要性を実感してほしい」という思いをもつようになりました.
そして,このような課題意識の下,先日の日数教青森大会では,「G. HarelのDNR理論に基づく複素数の知的必要性に関する一考察」という題目で発表させていただきました.その内容は,「生徒が問題解決を通して数学の学習を進める上で,どのような状況が,生徒にとって複素数が必要となる状況(=知的必要性)になりうるのか,そして,その状況を作り出すためには,どのようにして複素数を導入すればよいのか?」というものでした.今回の発表は自身2度目の学会発表となりましたが,前回の発表で先生方からいただいたアドバイスを活かし,自分でも納得のいく発表ができたと思います.もちろん,まだまだ課題は残っていますが,「複素数」と「知的必要性」をキーワードとして,引き続き研究を進めていきたいと思います.
また,懇親会では,「複素数」に関心のある他大学の院生と,お互いの課題意識などについて語ることができました.私は,複素数に対して,「知的必要性」という視点でアプローチしていますが,「代数構造」の視点からのアプローチがあるなど,現在の複素数学習・指導に対して,様々な課題があることを実感しました.
最後になりましたが,私の発表を聞きに来てくださった方々,本当にありがとうございました.
博士課程前期2年 武岡 翔平
今回博士課程前期最後の日数教にて口頭発表をさせていただきました。
これまで研究内容を美と感性にかかわることとして進めてまいりましたが、感性のみではなく理解や共同体との関係を述べながら研究を進めるべきではないかとの意見をいただきました。
感性は感性の働きによって感じたこととその結果の行為とのセットで考えるべきものであると理解しております。
今回のご指摘を受け止め今後の研究を進めてまいります。
博士課程前期2年 田原 慶了
日本教科教育学会 第42回全国大会(10月22日・23日)
日本教科教育学会 第42回全国大会の感想です。
10月21日(土),22日(日)に鳴門教育大学に於いて開催されました,日本教科教育学会に初めて参加させていただき,「高等学校数学Aの確率における「独立」の理解の困難性に関する一考察」というテーマで発表させていただきました。発表には,数学教育の先生方に加え,他教科の先生方にも足を運んでいただきました。数学教育の先生方からは,課題意識や研究方法についてのご意見をいただき,他教科の先生からは「数学があまりわからない」という立場の下,生徒の目線からご意見をいただきました。このように,多様な視点からのご意見をいただけることは,日本教科教育学会の魅力の一つだなと感じました。また,全体会では教科教育学全体に関する意見交換が行われました。教科フリーの研究が発展してきている今,教科教育学がどのようにあるべきかということについて考える良い機会となりました。最後になりましたが,私の発表に足を運んでいただいた先生方,また私が足を運ばせていただいた発表者の方々に,簡単ではございますがお礼申し上げます。ありがとうございました。
博士課程前期1年 石橋 一昴
今回は教科教育学会に初めて参加させていただきました。
私の研究では現在数学の活動における感性に重点を当てており、特に音楽教育の研究から刺激を受けました。
鑑賞する態度を育むとはよく言われますが、鑑賞するためには多くの知識や経験が必要なようで音楽教育でも挑戦と失敗がなされているようでした。
音楽教育や美術教育の観点をこれからの研究に生かすことができればと思います。
博士課程前期2年 田原 慶了
平成28年10月22日(土)・23日(日)に開催された日本教科教育学会第42回全国大会(鳴門教育大学)に参加させていただきました。今回の学会がデビュー戦とはなりませんでした。しかし,教科教育一般の学会で数学以外の教科に関する発表を拝聴できたことは各教科における課題の片鱗を垣間見る機会を得たということだけに留まらず,私の今後の研究に大きな示唆を与えてくれたと実感しております。本全国大会では,ポスター発表のセッションもプログラムに組まれており,そこから次の青森で開催される日数教でのポスター発表に向けてのヒントを得ることもできました。来年は「口頭発表」というかたちでこの教科教育学会の全国大会に参加することを予定しております。学会の準備,運営に携われた方々に感謝いたします。
博士課程前期1年 浦山 大貴
全国数学教育学会 第44回研究発表会(6月25日・26日)
第44回全国数学教育学会 第44回研究発表会の感想です。
第44回全国数学教育学会で初めて学会に参加させていただきました。自分自身も発表しましたが,これまでの「自分の中で考えをまとめる」という意識から,「相手に端的かつ明瞭に伝える」という意識の切り替わりにより,自分自身の研究内容を見つめ直すことができ,これまでの研究内容のずれや綻びなどの修正を行うことで自分の研究全体を改めてより明確につかむことができたと感じています。当日の発表は,久しく感じることのなかった緊張感をしっかり味わうことができ,またこんなにも多くの方が数学教育に対して強い思いを抱いておられるのだということを実感し,これまで以上に自分自身のモチベーションを向上させることができたと感じています。今回感じた数学教育の奥深さを探究していくためにもより積極的に関わっていきたいと思います。
博士課程前期1年 井ノ迫 大吾
6月25・26日に開催された第44回全国数学教育学会(高知)に参加させていただきました。私自身、今回が初めての学会ということで、戸惑いと焦りが混同する2日間となりました。いろいろな方々の発表を拝聴し、知識の乏しさ、研究の奥深さを改めて実感しました。また、1日目終了後に行われた懇親会では、他大学の先生、院生と交流を深めることができ大変良い刺激をいただきました。 無知であることに対し、焦りの気持ちをもつことも大切ではありますが、今後は「計画的・継続的」といキーワードの元、自分自身の研究に没頭したいと思います。学会の準備等に携われた方々に感謝いたします。
博士課程前期1年 浦山 大貴
今回学会に参加させていただき、大変充実した2日間をおくることができました。そんな2日間になったのも、学会に参加された先生方をはじめ、他大学の院生といった幅広い人たちと交流することができたからだと思います。自分が発表することはありませんでしたが、皆さんの発表を聞かせていただき、色々な研究にふれ、そして質疑応答を聴きながら、同じ発表を聴いても、このような見方があるのだと、異なった視点を知ることができました。また、先生方や他大学の先輩、そして同級生と研究の内容について意見交流をさせていただいたことで、自分が考えていたこととはまた異なった意見をもらえたり、参考にした方がよい文献を教えてもらえました。そのようなありがたい意見は、これからの研究に役立ち、そしてなにより頑張ろうという気持ちになりました。今回の学会を通してこのような異なる見方や意見をもらえたことはもちろんですが、まだ院生1年の私に、気さくに話しかけてくださったり、話をきいてくださった人たちの優しさを感じることができました。次回は自分の研究をより明確にし、自分の研究について発表できるように日々努力していきます。
博士課程前期1年 西 宗一郎
初めて学会へ参加させていただきました。全く様子が分からない中での参加で,発表しないというのにその場にいるというだけで緊張感を味わえました。今居られる場所で,熱心に研究をされている方々の姿を知ることができたので,私自身の研究は進んでいませんが,諦めず地道に進めていこうと思うことができました。ありがとうございました。
博士課程前期1年 西森 愛
今回,初めて学会に参加させていただきました。圧倒されてばかりでしたが,発表や質疑応答で皆さんの問題意識やご意見をお聞きし,考える視点や論の進め方など,学ぶことが多くありました。懇親会では,先生方や他大学の院生の方々とお話しする機会があり,私にとって大変有意義な時間となりました。自分の研究を進めていくにあたり,どのような視点を持つべきか,また,どのようなことを課題とすべきかについて,様々なご意見やアドバイスをいただきました。自分の未熟さ,無知さを痛感するとともに,研究への意欲がわきました。今後は,今回学んだことを生かしつつ,知識をつけ,研究を進めていきたいと思います。ありがとうございました。
博士課程前期1年 米山 京香
今回の全数教では,「確率におけるスパイラルカリキュラムの具体化に向けた一考察:螺旋主義の性格と背景にある社会文化理論に着目して」という題目で発表させていただきました。指導教員の先生をはじめ,多くの先生方・先輩方・院生の支えがあり,無事発表を迎えることができました。発表では,私の勉強不足が原因で建設的な議論を行うことができませんでしたが,多くの先生方にお越しいただき,ご指導いただきました。また,懇親会においても,多くの先生方とお話をさせていただき,楽しいお話や研究に関するアドバイスを頂きました。今回いただいたご指導ご鞭撻を大切にし,次の発表に向け頑張ります。ありがとうございました。
博士課程前期2年 石橋 一昴
今回の学会では、「G. HarelのDNR理論に基づく複素数の知的必要性に関する研究」という題目で発表させていただきました。今回の学会が、初めての発表となりました。私の準備不足であまり良い発表ではなかったにも関わらず、私の発表を聞いてくださり、そして懇切丁寧にご指導いただいた先生方にこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。いただいたアドバイスを参考にもう一度考え直し、今後の研究を進めていきたいと思います。
博士課程前期2年 武岡 翔平
院生2年目として初めての研究発表会に参加しました。研究発表ではまず、美beauty(美しさ)という観点からみる研究を位置づけることと、美が現れる場所として対象だけでなく経験もそうであるということ取り入れた理論を提案し教科書を分析しました。発表を聞いていただいた方々にいただいたご意見から、わかりにくい発表をしてしまったのだろうと反省しました。これを機に、研究とは数学教育学を発展させることであることが思い返されました。普段は勉強であっても、論文を書き発表するときには聞いていただける人に私の論を納得していただけるよう最大限の工夫をしなければなりませんでした。今回の研究発表ではその配慮を書いていたように思います。また、研究発表の場のみならず懇親会等でお話を聞いていただいた先生方にこの場をお借りして感謝を述べさせていただきます。ありがとうございました。次回の発表は10月の日数教を予定しております。今回の反省を活かして、聞いていただいた方々に面白いと思っていただけるような発表を行えるよう、研究内容と発表方法の前進に努めて参ります。
博士課程前期2年 田原 慶了
今回の学会に参加し発表することで,自分自身の研究の修正や,主張すべきことがはっきりと形にすることができました。次の学会では,意義のある発表をおこなう覚悟です。
博士課程前期2年 増永 雄大
今回の学会では、「高等学校数学科における数学的活動を通して理解を深めるための授業づくりの研究-生徒が問題を理解し、解決のための計画を立てる段階に着目して-」という題目で発表させていただきました。今回は2回目の学会発表となりました。やはり緊張し、たどたどしい発表となりましたが、たくさんの方に発表を聞いていただき、たくさんのご指導をいただきました。頂いたご指導を生かせるように、さらに研究を進めていきたいと考えています。
博士課程前期2年 吉田 裕
新入生自己紹介
平成28年度に新しく入学した博士課程前期メンバーの自己紹介です。
はじめまして。福岡教育大学より本研究科に進学してきました浦山 大貴(うらやま だいき)と申します。
学部時代は代数系の研究室に所属し,「自然数の論理的構成」という題目で卒業論文を書き上げました。大学院では,数学の内容系から教育系へシフトし研究を進めていくことを予定しております。現在は,数学教育学の分野の中でも特に認知・理解・思考に関する概念形成,数学的思考について興味を持っており,それに関連する論文を読み漁っております。広島大学という不慣れな環境下での研究となりますが,逆にそのことをポジティブに捉え,多くのことを吸収していけるように精一杯努力していきたいと考えております。このような場で挨拶をさせていただける意味を十分認識し感謝の念を持ち続けたいと感じております。今後とも宜しくお願いいたします。
博士課程前期1年 浦山 大貴
はじめまして。杉野裕子(すぎのゆうこ)と申します。
広島大学教育学部数理系コースに所属していました。学部3年生、4年生では寺垣内先生のもとで勉強させていただき、大学院でもご指導いただきたいと思っています。
わたしは卒業論文で微分幾何について勉強し、大学院からは結び目理論を研究していきます。研究内容もまったく変わり周りの環境も変化した中で、もう一度気を引き締めなおして研究に没頭していきたいと思います。この2年間無駄な時間がないよう努めていきたいと思いますので、寺垣内先生をはじめ皆さまどうぞよろしくお願い致します。
博士課程前期1年 杉野 裕子
はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから進学し、M1になりました、西宗一郎(にし そういちろう)です。
卒業研究では、学校の授業の中で何を教えるのかといった明確な目的をもって教壇に立つことができるように、「数学的な考え方」を研究しました。
教育理念が能力主義に移り変わろうとしている今、実用的な面が注目され、現実問題を数学で解決することが求められている面もあります。
その際に現実と数学を考える際に数学化が行われます。その過程には、少なからず「数学的な考え方」が含まれていると考えます。また、現実問題において、生徒にとっての現実とは何なのか?学年によって異なるのではないか。
ゆえに、数学的モデル化について研究していくことで、引き続き学部生時代の課題と向き合っていきます。
そして、授業で生徒と目的を共有することで、本当の意味でのアクティブな時間を送りたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
博士課程前期1年 西 宗一郎
はじめまして。橋本大貴(はしもとだいき)と申します。
広島大学教育学部数理系コースを卒業し、晴れてM1になることができました。
私は次世代の子どもの数学への知的好奇心を高めるべく、大学院に進学しました。
この2年間は、自らの数学の知識をさらに高めるとともに、高校数学の教材研究を進め
将来の生徒の単純な疑問や好奇心に対して、どこまでもアプローチできる教師になることを目標に頑張っていきます。
これから研究をしていく中で、2年間指導教員の下村先生をはじめ、たくさんの方々にお世話になると思いますが、ご指導よろしくお願いいたします。
博士課程前期1年 橋本 大貴
はじめまして。広島大学教育学部から広島大学教育学研究科に進学しました、村尾優太(むらおゆうた)といいます。
学部時代では卒業論文を通じ、ルベーグ積分やフーリエ変換といった「偏微分方程式」を研究するにあたり必要な知識の獲得をめざし勉強を進めました。
大学院では池畠先生のゼミで「偏微分方程式」について研究します。
これからの2年間は「知的自立」をキーワードに数学の学習・研究に打ち込んでいきたいと考えています。
また、多くの優秀な先輩方に追いつけるよう頑張っていきたいと思います。
研究をしていく中で、多くの方々にお世話になると思いますが、ご指導よろしくお願いいたします。
博士課程前期1年 村尾 優太
はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから広島大学教育学研究科に進学しました、保井良介(やすい りょうすけ)と申します。
学部時代は「擬交代絡み目の多項式不変量について」という題目で卒業論文を書き上げました。
大学院でも引き続き多項式不変量についての研究を行いたいと考えています。
学部時代には、東雲バスケ・広島県学生バスケットボール連盟の一員として活動し、広島県内各地を審判活動で転々としていました。
覚悟を持ってこの2年間取り組みたいと思います。よろしくお願いします。
博士課程前期1年 保井 良介
はじめまして。
岐阜大学教育学部から進学してきました、米山 京香(よねやま きょうか)と申します。
学部時代は、高等学校の数学教育における折り紙の有用性についての研究を進めてまいりました。
大学院では、平面・空間図形について研究をしたいと考えています。
2年間を大切に過ごし、努力を続け、数学や数学教育についての知識を増やしていきたいと考えています。
また新しい環境で様々な事に積極的に取り組み、ひと回りもふた回りも成長したいと思います。
これからたくさんの方々にお世話になると思いますが、感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきます。
よろしくお願いいたします。
博士課程前期1年 米山 京香
はじめまして。平成28年度大学院派遣研修の機会をいただき勉強させていただくことになりました広島県立千代田高等学校の井ノ迫大吾です。
これまで三次高等学校で4年間,千代田高等学校で8年間数学教員として教壇に立ってきました。
大学院では常に前向きに研究に励み,これまでの実践と理論を繋げることで現場での数学教育を少しでも前に進めたいと考えています。
また,この1年が本当に貴重な時間であることを肝に銘じ,この1年間携わることができなかった生徒に胸を張れるような成果を手に現場に戻りたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。
博士過程前期1年 井ノ迫 大吾
はじめまして,今年度,広島県教育委員会の現職教員大学院派遣研修の機会をいただいた西森愛(にしもりあい)です。勤務校は,広島県立安芸南高等学校です。
勤務校の生徒たちのことを忘れず,現場に戻ったときにいかせるよう,数学教育における能動的な学習に関する勉強と研究をしたいと思います。先生,先輩,同級生,その他たくさんの方々に助けていただきながら,大学院研修の道の選択が「正解」だったと言えるよう,めげずに取り組んでいきます。どうぞよろしくお願い致します。
博士課程前期1年 西森 愛