平成29年度(2017年度)

全国数学教育学会(1月28日、29日)

全国数学教育学会の感想です。

 今回が全数教初めての口頭発表となりました.院での学会発表そのものは4度目となりました.当初に比べれば,落ち着くことはできていたものの,まだまだ課題が山積みです.例えば,内容の示し方,質疑の仕方,論文資料の構成等,総じて全てな訳ですが,ありがたいことに多くのご指摘をいただきました.そして,自分には見えない視点から意見をいただき,何をどう改善していけば良いのかが明らかになりました.一方で,今回は運営に関わらせていただきました.自分自身が迷惑をかけながらの運営作業となってしまいましたが,ご参会いただいた皆様が少しでも快適にお過ごしいただけていれば幸いです.次は,今回の発表を「まとめる(改善する)」という作業になります.難しい作業ではありますが,ご指摘を反映したものができるように努力致します.また,日数教春季大会ではポスター発表を予定しておりますので,ご指導いただけると幸いです.最後となりましたが,お忙しい中,学会および発表に足をお運びいただきありがとうございました.

博士課程前期1年 石川雅章

 今回の発表会では,初めての口頭発表を経験することができました。自分の意見を,論を通して言えるよう,準備のときからとても苦労しました。その甲斐あってか,当日は様々な方からとても貴重なご意見をいただくことができました。今後の研究に活かすと共に,論文投稿に向けより意見をクリアーにしていきたいです。来年のこの発表会で大学院最後の発表になることを考えると,大学院生活はちょうど残り1年となります。一年後のこの日に達成感を感じられるよう,日々学び続けたいと思います。

博士課程前期1年 合田泰智

 今回の全数教では初めて口頭発表を行いました。朝早くの発表であったにもかかわらず発表を聞きに来てくださった方々、ありがとうございました。発表した後の質疑の質疑で指摘をされることで自分の研究の課題に気付かされました。それらの指摘を生かして今後の研究をより良いものにしていきたいと思います。
また、懇親会では先生方と楽しく話をさせていただいたり、パネルディスカッションでの講演を聞いたりと様々な貴重な経験をさせていただきました。それらもまた、今後の研究の糧としていきたいと思います。

博士課程前期1年 五島秀明

 今回の全数教は広島大学で開催したこともあり、会場設営や受付などにもかかわることがありました。準備をすることで、会には開催してくれる人の助けが必要であることを思い出させてくれます。また今回は、「身体的認知理論に基づいた数学学習デザイン」という題目で、初めて口頭発表をさせていただきました。発表は二日目最後の時間でしたが、予想していたよりも多くの方にお越しいただき嬉しく思うと同時に緊張もしました。15分という限られた時間で、自分の主張を分かりやすく説明することは難しかったです。また、質疑応答の時間には座長の先生も含め、様々な方に意見をいただくことができました。ありがとうございました。これらの意見も2月の論文投稿やこれからの研究に生かしていきたいと思います。

博士課程前期1年 松本成葉

 1月27日,28日に行われた第47回全国数学教育学会に参加させていただきました。今回は「数学的モデル化における仮定の設定のプロセス」という題目で発表しました。初めての口頭発表ということで,とても緊張しました。発表を通して数学的モデル化の良さとは何なのかもう一度自分の中で明確にしておくことや課題意識を焦点化する必要があるなと感じました。また,懇親会やその後の2次会では,新たな文献の紹介や今後の方針について相談させていただきました。
 最後に,今回の発表に向けてご助言いただいた先生や先輩方,発表を聞きに来てくださった先生方に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

博士課程前期1年 水元千秋

 今回の全数教では、初めて口頭発表をさせていただきました。「活動理論に基づく数学の道具性に関する研究」という題目で発表させていただき、様々な先生方から屈託のないご意見をいただきました。それを通して、自分が研究する目的や、私が視点として用いている活動理論との関りなどを再認識することができ、非常に有意義な学会になりました。今後はそれらを生かして、更に自分の考えや議論を深めることができればと考えております。
 また、学会後の懇親会では、自分の考察を様々な先生方、他大学の大学院生の方などにぶつけることができ、そして様々な見解を頂くことができました。それらもまた、今後の研究に役立てられたらと考えております。
 最後になりましたが、ご意見をくださった先生方や大学院生の皆さん、そして学会の運営に携わってくださった方すべてに、今一度感謝申し上げます。ありがとうございました。

博士課程前期1年 和田陸

 広島大学で開催の学会,つまりはホストとしてご参加くださった方々へ,十分な「おもてなし」ができたでしょうか?至らない点も多々あったかとは思いますが,次回6月の学会も広島大学での開催ということですので,どうぞもう一度広島の地へお越しください。そして,今回のように寒くない広島を堪能いただければ幸いです。
 さて,大学院での生活も1年が過ぎようとしており,その間多くの学会へと参加してきました。学会での発表も気付けば5回目となり,ずいぶんと交流の輪が広がったと感じています。本当に感謝の一言です。発表に対して,ご指摘いただいた意見を参考に,これからの研究を進めていきたいと考えています。本当にありがとうございました。

博士課程前期1年 中村剛

 平成30年1月27日(土)・28日(日)に開催された第47回全国数学教育学会研究発表会@広島大学において「間接証明の構造の理解に関する研究」という題目で口頭発表を行いました。今回が博士課程前期における最後の学会ということで,修士論文の内容を凝縮したものを発表させて頂きました。2年という短い期間で,時には脇に逸れることもありましたが,間接証明というものに正面から向き合うことが出来たと思います。間接証明こそが,数学が数学たる所以を実感できるものであるというのが2年間の結論であり,また,学習者が数学を数学の近傍で数学らしく学ぶ姿が私の数学教育観です。今後は,論理学の視点から学習者がもつ数学的知識の蓋然性について議論していきたいと考えております。最後になりますが,私の拙い発表に出向いて下さいました先生ならびに院生の皆様に感謝致します。

博士課程前期2年 浦山大貴

 今回の全数教では,「数学教育における論理的に考える力の形成に関する一考察」という題目で発表させていただきました。これまで二年間研究を進める中で,徐々に研究を進める上で困難であることが浮き彫りになってきました。今回の全数教では,そのような問題点やこれからの方針について,発表の場だけでなく,懇親会等を含めた多くの場面でお話をさせていただき,大変貴重な時間となりました。今年度で院生生活も終りますが,今回いただいた意見を活かしていけるように,これからも精進していきます。
 今回の発表を聞いてくださった先生方,並びにお話をさせていただいた先生方に感謝申しあげます。本当にありがとうございました。

博士課程前期2年 西宗一郎

 今回は,空間的思考の育成を目的とした授業実践とその分析について発表を行いました.今回が大学院生活最後の発表でした.何度発表しても緊張し,限られた時間の中で伝え,質疑に適切に返答することは難しかったです.これまで私の拙い発表に足をお運びくださり,ご意見をくださった先生方には大変感謝致しております.ありがとうございました.来年度からは高校の教員として,目の前の生徒と向き合い,共に成長していきたいと思います.ありがとうございました

博士課程前期2年 米山京香

 第47回全国数学教育研究発表会において,「高等学校数学科における体系的な理解を深める授業構成に関する研究」という題目で発表させていただきました。今回の学会が,2年間の大学院派遣研修における成果の発表の場となりました。今回の発表でいただいた多くの示唆を基に,今後も理論と実践を繋いだ授業の構成に向けて,更なる研究を続けていきたいと考えています。
この発表に至るまでにご指導して下さった先生方,現場でサポートして下さった先生方に感謝申し上げます。また,準備をしてくださった院生の皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございました。

博士課程前期2年 井ノ迫大吾

 今回は,前回(1月)の発表内容をもとに実践を行い,検証したことを,2年間の大学院の集大成として発表させていただきました。実践も,今回の発表に対する準備も,十分なものではありませんでしたが,その発表内容に対して,貴重なご意見・ご助言をいただくことができました。今回得ることができた新たな分析の視点等を,今後の実践に活かしていきたいと思います。

博士課程前期2年 西森愛

日本科学教育学会 第5回若手研究大会(12月16日、17日)

日本科学教育学会の感想です。


宇都宮大学で開催された日本科学教育学会若手研究部主催の研究大会にて、ポスター発表を行ってきました。自身今年3本目の発表であると同時に、最後の研究発表となることもあり、「悔いのないように締めること」を心がけてきました。その意味で、勉強になることが多く、著者としてだけでなく、査読者の視点から論文の在り方を学ぶことができました。ポスター発表におきましても、多くの数学教育関係者様との議論を通して、固定的に見てしまっていた観点を新たに捉えなおすための視座をいただきました。
一方で、大学院1年目ということで、学部時代から培ってきたものを文章化し、発表することを今年1年間は目標としてきましたが、残念なことに質がまだまだ伴ってきていないことを発表のたびに痛感しております。「質は量からしかでてこない」という考えがあるように、常に知識に貪欲でありたいと思うばかりです。今年一年間お世話になりました皆様に、この場をお借りして再度感謝致します。ありがとうございました。

博士課程前期1年 石川雅章

 前日夜から寝台列車の少し荒い運転に揺られ,栃木県宇都宮市へ。大きな餃子屋さんの看板が迎えてくれた宇都宮にて少し早めの昼食。もちろん焼き餃子に水餃子というランチメニューを開店早々行列の出来ている店にて頂いた。
腹ごしらえも済ませて学会会場である宇都宮大学へ。70名以上の参加者が会場を埋め尽くし,ワークショップ型のグループディスカッションからスタートした。実際に今回提出された論稿をグループ内で査読する体験型のディスカッションは,査読者の視点を知る上でも,自己の論稿に必要な点を知る上でも,大変ためになる充実したものであった。私のグループには,豊富な査読経験をもつファシリテーターと大学時代の先輩にあたる先生がいらっしゃり,同じテーブルで議論を交わす機会に恵まれたことは最大の収穫であった。
その後はプレゼンマッドネスを経て,ポスター発表へ。全国各地の先生方や同志とも言える大学院生の方々から,たくさんのご意見とご指導を賜ることができ,今後の研究に向けた示唆を得ることができた。
強行スケジュールで,その日のうちに帰ったため,閉会や懇親会への出席はかなわなかったが,運営してくださった先生方,院生,学生の皆さん,本当にありがとうございました。

博士課程前期1年 中村剛

日本数学教育学会(11月4日、5日)

日本数学教育学会の感想です。



日数教秋季大会への参加は,学部生から数えて4度目でした.


2014年,学部2年生で熊本大会に参加した際には,発表者の方々が何を言っているのか全くわからず,絶望感を覚えたのが昨日のことのように思い出されます.それから少しずつですが,発表を理解できるようになってきて,今回はついに口頭発表にありつくことができました.論文発表のリジェクトを受けてのものでしたので,悔しさは感じておりますが,査読者の方のコメントから今後の指針を与えていただくことができました.勉強不足は百も承知です.すでに「来年こそはなんとか…」と歩み始めております.

 また,発表におきましては,短い時間ながらも多くの先生からご指導賜ることができ,大変光栄に感じております.発表以外の場でも,本当に多くの方に支えていただきました.この場を借りて改めて感謝の意を述べさせてください.ありがとうございました.来年は,より成長した姿をお見せできるよう精進致します.

博士課程前期1年 石川雅章

 今回の学会では,初めてのポスター発表を経験できました.教授の方,現職教員の方,院生の方など,様々な視点からご意見をくださり,とても勉強になりました.今後の研究に向けて,課題意識から再考察していきたいと思います.また,口頭発表,論文発表も多数聞くことができました.この一年間を通して,学会の雰囲気に慣れると共に,発表を聞きながら自分なりの問いを考えられるようになったと思います.年明けの全数教では口頭発表ができることを目標としているので,今回の学会で得たことを生かせるように研究に励みたいと思います.

博士課程前期1年 合田泰智

 今回の日数教秋季大会では他者の発表を聞くだけでなく、初めてポスター発表を行いました。発表をすることで自分が考えていなかった視点からの指摘や自分の考察の不十分な点の指摘など実りの多い時間を過ごすことができました。発表を見に来てくださった方々、ありがとうございました。今回の日数教で学んだことを今後の研究に生かしていきたいと思います。直近の目標としては来年冬の全数教になるので、そこで少しでも良い発表ができるように精進していきたいと思います。

博士課程前期1年 五島秀明

 春からおよそ半年、院生になってから、各地で行われる大会で先生方の発表を拝見させていただきました。今までは見る側、聞く側に回っていましたが、今回の大会では初めてポスター発表をしました。ポスター発表に向けて、A4一枚分に自分の言いたいことを詰め込んだり、ポスターにかく内容やその配置を相手が見やすいように工夫したりしました。締め切り前にはこれで自分のやりたいことが伝わるか不安に思いながら提出しました。また、準備の段階でもそうでしたが、特に当日先生方に説明するときに、自分の中の考えを言葉にして相手に伝えるのがとても難しいと感じました。緊張しながら説明したら、時間があっという間に過ぎてしまいました。拙い説明にもかかわらず、話を聞き、アドバイスをしてくださった先生方、本当にありがとうございます。今回の反省を経て、今後もしっかりと研究をしていこうと思います。

博士課程前期1年 松本成葉

 今回の大会で初めてポスター発表させていただきました。「数学的モデル化の定式化における生徒の困難性」という題目で仮定の種類から想定される生徒の困難性を挙げました。ポスター発表の際には、多くの先生方に来ていただき多くのアドバイスをいただきました。特に数学的モデル化をメインに研究されている先生方と発表の場や懇親会でお話し、意見交換できたことは私にとってとても貴重な体験であり、研究する上での多くの視点も得ることができました。また、懇親会では数学的モデル化について研究をされている院生の方とも交流することができ、お互い切磋琢磨しあいながら研究していこうという気持ちになりました。私の発表に来てくださり、コメントをくださった方本当にありがとうございました。

博士課程前期1年 水元千秋

平成29年11月4日、5日に日本数学教育学会第50回秋季大会(愛知大会)に参加させて頂きました。今回の学会では、「数学科授業における方法知の分析:活動理論の視座から」という題目でポスター発表をさせていただきました。発表では数多くの先生や、院生の方々に屈託のない意見やアドバイスを頂き、自分の研究について改めて向き合うきっかけとなりました。今後はポスター発表で頂いた意見を基に、冬の全数教に向けて邁進していきたいと考えております。最後になりましたが、本学会の運営に関わられた皆さま、ご意見を下さった先生方、院生の皆さんに改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

博士課程前期課程1年 和田陸


 前日熊本にいたため,早朝から新幹線・ローカル線・バスと乗り継いでの長距離移動で疲労困憊の中,少し遅れての参加となった。しかも参加費を2重振り込みしていたという失態も発覚。運営していた愛知教育大学の先生方ごめんなさい。
初めての愛知教育大学は,広い敷地の中に充実した設備の大学という印象だった。大会としての規模も大きく,自分の研究に関連するものはもちろんだが,聞いてみたい発表が多くて迷ってしまうほどであった。質疑応答においても積極的に意見交流させていただき,多くの示唆を得る機会となった。
自分の発表は旧友など聞きに来てくれていたが,まずパソコンが認識されずスライドが映らないというトラブル発生。先輩のパソコンをお借りして臨んだが,電源とつなぎ忘れていて発表中に突然ブラックアウト。手持ち資料のスライドのおかげで,何とか途中をしのぎ,座長とタイムキーパーの方がその間に復旧してくださり,最後まで発表を終えることができた。座長の先生とタイムキーパー担当の方,そして聞きに来てくださった方々,お見苦しい発表となりすいませんでした。
ご当地グルメとして,「おおあんまき?」なるものと味噌カツを食べたが,私は餡が苦手なことを忘れていた…きっと好きな人にはたまらない一品だろう。味噌カツは出てきたボリュームに圧倒されたが大変美味しくいただいた。
ともあれ,多くの方々に迷惑をかけた学会として,私の記憶に残るものとなったことは間違いない。それとともに,多くの人の支えが本当にありがたいと感じた学会であった。

博士課程前期1年 中村剛

 平成29年11月4日(土)・5日(日)に開催された日本数学教育学会第50回秋期研究大会@愛知教育大学に参加しました。今回の学会では,「含意命題の否定の認識に関する研究-背理法による証明を構成する場面の分析を通して-」という題目で口頭発表を行いました。日本数学教育学会の研究大会では,初の口頭発表でしたが,その他の学会でお会いする先生方が発表を聞きに来てくださり,研究の方向性に対する示唆を得ることができ,とても有意義な発表になりました。また,数多くの研究発表を拝聴し,研究のResearch Questionと論文のThesis Statementの重要性を再認識しました。この二日間で得たものを凝縮して述べると「何も考えず取り敢えず量を読む」といったところでしょう。これから,修士論文の作成に向けてひた走ります。終わりになりますが,貴学会の準備,運営に携わられた方々に感謝いたします。

博士課程前期2年 浦山大貴

 このたび,院生生活の最後の日数教の発表で,「数学の学習者が持つアイデンティティに関する研究
ー数学に対して肯定的な生徒と否定的な生徒の習慣の比較を通してー」という題目で発表させていただきました。
発表には,多くの先生方にお越しいただき,大変貴重な意見をいただくことができました。本当にありがとうございました。
 今回の発表や先生方の発表を通じて,数学教育で研究を進めていくことはどうすることなのかが
以前より明確に見えてきた気がします。一年前に発表を聞いていた自分と比べて成長を感じることができ,
研究内容のみならず,研究に対する姿勢についても多く学ばせていただいたことを実感できました。
今回の学会で得られたことをもとに,2年間の集大成として,納得のいく修論をつくることに全力で取り組んでいきます。

博士課程前期2年 西宗一郎

 今回「数学教育における空間的思考を育成する学習指導に関する一考察」というタイトルで口頭発表をさせていただきました.調査研究を行う際,全国学力・学習状況調査の結果との比較,考察を行いましたが,本研究における調査対象の人数や分析の方法についてご指摘を頂きました.調査結果の数字はあくまで目安でしかなく,より深く質的な分析を行わなければならないと痛感致しました.また,見取図や投影図に関する質疑が多く,私自身が焦点を当てたい事柄に対応する図はどれなのか,考え直すきっかけとなりました.今後は,高校生を対象に実践を行い,空間的思考の育成に効果的な実践について考えていきたいと思います.発表後,「現場に出ればもっと対象を増やして調査をすることができるから,修了しても研究を続けていってね.」というお言葉を頂きました.残りの数ヶ月を精一杯過ごし自信をもって現場に出ることができるようにしたいと思います.今回,私の拙い発表に足を運び,貴重なご意見,ご示唆を与えてくださった皆様に感謝申し上げます.ありがとうございました.

博士課程前期2年 米山京香

日本科学教育学会(8月29日~8月31日)

日本科学教育学会の感想です。

 自身の学会デビュー戦(ポスター発表)でした.本学会は,科学教育をテリトリーとする学会ですので,これまで私が参加してきた学会とは違い教科融合・横断の視点から多くの研究が語られていたことが印象的でした.
 ポスター発表2時間の中では,暇になる時間がないほど多くの方にご指導賜ることができ,自分の研究に対する詰めの甘さや論理の面でご指摘を数多く頂きました.ご意見をいただいた方の中には,数学専門ではない方がいたこともあり,「数学教育」の殻に篭もらないことの大切さを学ぶことができました.また,同世代の院生と思いがけないところで交流が広がったことも個人的には大きな喜びでした.
 今の自分の研究は研究と呼べるレベルにはないことも十分自負しておりますが,発表をして初めて,こんな自分の発表にも耳を傾けてくださる方が多くいること,また質は量を伴いますが,必ずしも量が質を伴わないことを痛感致しました.秋の日数教では口頭発表となりそうです.ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します.

博士課程前期1年 石川 雅章

 科学教育ということもあり,数学だけではなく理科・技術・家庭・情報など他領域にまたがった内容の発表が行われている点が,とても独特の学会であると感じた。若手のためのワーキングセッションなども実施され,研究論文をどのように書くのかといった内容を分かりやすく学ぶ機会となった。ここでは他教科について研究されている方々との交流ができ,新たなつながりを持つことができた。最終日には自身の口頭発表もあり,体系的な学びとポートフォリオについての発表を行った。質疑応答の場面では,様々な理論面でのアドバイスをいただき,実践面では議論を交えることができ,有意義な発表の場となった。忘れてはいけないのは,さすが香川県はうどん屋が多く,4日間で5食はうどん。でも,安くて美味いから気にならない!ただ驚きは並を注文しても量が多いので,大を注文する際には気をつけて…。

博士課程前期1年 中村 剛

全国算数・数学教育研究大会(8月5日~8月8日)

全国算数・数学教育研究大会の感想です。

 夏の全国大会は初参戦でした.夏の大会では,研修会も含めて4日間も数学教育漬けの日々を送ることができました.とりわけ,現場の先生方の発表から,熱い想いを感じ取ることができ,教育現場を実際に支えられている方の存在の大きさを肌で痛感致しました.
 院生生活では理論がベースになりがちですので,実際の生徒の姿から語られる発表はどの単元・内容であれ大変勉強になります.中でも,統計の指導やモデリングプロセスの中で生徒が自ら気づき,思考を更新していく研究が印象的で,発表を聞いている自分も「なるほど.そうかぁ.」と思わず感じました.
 一方,台風直撃の中で行われた全国の先生方との夜の部や信州勢の集いでは,現場の生の声や恩師の指導を賜ることができ幸せな時間を過ごすことができました.総じて,本大会では研究を「深める」視点と,子供を育てる人々が「つながる」視点の双方から多くのことを学びました.お世話になりました方々にこの場を借りて改めて感謝申し上げます.

博士課程前期1年 石川 雅章

 和歌山の講習会と全国大会に参加しました.講習会は中学校の方に参加したのですが,理論の面からお話しされる先生もいらっしゃれば,いくつかの事例を出しながら実際に頭を働かせるようなものもありました.理論のお話では自分が教える立場になったときにそのことを踏まえどのようなことができるだろうかと考えさせられました.また,実際に問題を解く場面では,隣の先生とグループになり意見を交換し合うことがあり,自分とは違う考えを聞くことができ,他の先生との交流のきっかけにもなりよかったです.大会の方はシンポジウムで新学習指導要領にまつわる話を聞くことや,研究や学校での取り組み・授業実践の報告をきくことができました.中学校の先生方からの発表が多く,自分も,教師になってからも日々研究を怠らず,現状に満足しない人間になりたいと思いました.

博士課程前期1年 松本 成葉

 4日間の和歌山滞在。1日目,2日目と大変興味深い講習会に参加した。広島県の教育委員会から数学の指導主事も参加して共に勉強した。広島から指導教諭なども続々と参加してきており,久しぶりに会った方々と昼は学び,夜は楽しく過ごすことができた。3日目,4日目は多くの先生方の実践発表等も聞くことができ,自分の研究に関連する内容について,いくつかの示唆を頂ける内容があり,質疑応答でも様々な意見交換ができたことが大変ありがたかった。学生時代の後輩の発表を聞くこともでき,ともに昼食をとりながらお互いの近況報告ができた点も,和歌山での思い出である。ゲストハウスにて2段ベッド2つの一間に,男4人で寝泊まりする貧乏旅行…これもまた醍醐味か?!

博士課程前期1年 中村 剛

PME(7月17日~7月22日)

PMEの感想です。

  初めての国際学会への参加,約一週間のシンガポール滞在。まず英語が話せない聞き取れない。道が分からない。食べ物もよく分からない。公共交通機関の乗り方やどれに乗ればいいかも分からない。ないないづくしのフルコースであった。学会では当然であるが海外の方々の発表を聞き,意見交換をしたが,どこまで理解ができ,どこまで伝えることができたのか毎日反省の日々。本当に生きた英語を学びたいと思った次第である。しかし,誰と話してもそうなのだが,こちらから話すつたない英語を,皆一生懸命に聞いて理解しようとしてくれた。伝わっているか確認してくれた。しかし,意見や質問をしないとそこには何も起こらない。海外の方々は,発信する人の話に対して反応する事が分かった。何も言わなければ,そこにコミュニケーションは生まれない。積極性が大事だと感じた。ワーキンググループでの協議では,3人の海外の方と知り合うことができ,名刺交換もした。帰国後,メールのやり取りも継続している。ポスターセッションで質問すると説明してくれた方々とも,発表を聞いて質問に行き話した方々とも,一期一会になるかもしれないが,今の世の中はメールでその後もつながれると分かった。来年は,受け身的な参加ではなく,発表を通した積極的な参加をしたいと強く思ったシンガポールでの日々であった。

博士課程前期1年 中村 剛

 平成29年7月17日(月)から22(土)の間で開催されたPME41 in Singaporeに参加しました。今回が初の国際学会ということで,周りの方々に手筈を整えて頂きスムーズに事を進めることが出来ました。シンガポールという温暖多湿な気候の中ではありましたが,色々な場所を散策することができ,国の文化を感じることができました。 PMEでは,論文の中でよく目にする先生の発表も拝聴することができ,日本とはまた違った風というものを感じることができました。自分自身の存在意義をどのフィールドで見出すかを考えるいい機会になりました。また,私自身が未知である教師教育についての議論が盛んであり,この分野についての勉強が必要であると感じたのが率直な感想です。また,英語圏という環境下で建設的な議論を行う為に,スピーキング力を高めることが急務と考えております。今後も積極的に国際学会に参加し,成果を発信していきたいです。

博士課程前期2年 浦山 大貴

全国数学教育学会 第46回研究発表会(6月24日・25日)

全国数学教育学会 第46回研究発表会の感想です。

全国数学教育学会に参加させていただくのは、今回が初めてでした。これまで参加していた大会よりも、先生方からご指導を賜りやすい環境のように感じ、思わず発表申し込みを行わなかったことに後悔を抱いてしまいました。また、大学院生として様々な発表を拝聴させていただく中で、数多くの思いを巡らせておりました。例えば、学部時代に学会参加する際には、あくまで一方的に知識を得ようとするばかりでしたが、今回は「自分ならこうしたい」「この考え方は自分にはないものであって、参考にしなければ」のように、自身の立場に置き換えて考えるという機会がとても多く持てました。発表者として臨む次回の大会がすでに楽しみです。「無知の知」の大切さを感じさせていただいた学部時代から、次の新たな一歩を踏み出していく時期にさしかかっています。有益な発表を目指し、日々の積み重ねを怠ることなく、気を引き締めて研究活動に従事していきたいと感じております。



博士課程前期1年 石川 雅章

平成29年6月24日・25日に行われた全国数学教育学会第65回研究大会に参加させていただきました。2回目の学会参加ということで、少しずつ学会の雰囲気に慣れてきました。
 1日目は、自分の研究領域外の研究の発表を見ることが多かったです。新たな視点に刺激を受けた反面、自分の知識不足を感じ、今後勉強していきたいと思いました。2日目は、3人連続で背理法についての口頭発表を聞けたことが、非常に勉強になりました。同じ領域、単元に関する研究であっても、課題のもち方、課題に対するアプローチの差でこうも発表内容が変わるのかと、感銘を受けました。まず、研究内で用いる語句の定義を、正しく把握することが大切だと思いました。今後の自分の研究にも生かしていきたいと思います。

博士課程前期1年 合田 泰智

6月24・25日に滋賀県で行われた第46回全国数学教育学会に参加しました。今回は初めての学会参加ということもあり、様々なことが見えた充実した日々を送ることができました。2日間通していろんな方の発表を聞き、先生方のシンポジウムを聞くことで、その場で話されている内容についていくこともままならない自分の知識の乏しさを痛感しました。しかし、同時に数学教育学という限りなく広い世界に踏み込むことで、自分の成長の可能性の大きさも感じることができました。限りある時間の中で少しでも大きく成長することを目標に今後の研究に取り組んでいきたいと思います。懇親会では多くの方とお話しさせていただき刺激をもらうことができました。ありがとうございました。

博士課程前期1年 五島 秀明

このたびは6月24,25日に開催された第46回全国数学教育学会に参加させていただきました。この2日間はとても濃いものとなりました。今回の学会では、自分が発表をすることはなかったですが、たくさんの先生方の発表を聞かせていただきました。発表中、馴染みのない言葉を耳にすることも多く、これから多くの知識をつけることができるように頑張ろうと思うことができました。また、それぞれの発表者の研究への着眼点や、質疑応答の際の切り込み方など自分にはない視点を見ることができました。懇親会では普段お会いすることのできない他大学の院生や先生方とお話することができました。そこでは自分の研究をどのように進めていけばよいかアドバイスをいただいたり、教育に対する姿勢についてお話を伺ったりということができました。この学会で得たことを今後の研究に生かしていきたいです。

博士課程前期1年 松本 成葉

第46回全国数学教育学会で初めて学会に参加させていただきました。たくさんの学会発表を聞かせていただいて,今どのような研究がなされているのかを知ることができました。質疑応答では先生方の鋭いご指摘を聞いて私も一つの研究に対してあらゆる見方ができるようになりたいなと思いました。また,数学教育について知識が浅いことを感じ,もっと自分の研究分野だけでなくあらゆる分野についての知識も深めていきたいと感じました。懇親会では,様々な先生や院生の方とお話しすることができ,自分の研究についてたくさんのアドバイスをくださいました。これからも他大学の先生や院生の方との交流を大切にし,自分の研究を頑張っていこうと思います。

博士課程前期1年 水元 千秋

今回初めて学会に参加させて頂きました。学会では、様々な発表を聴き、その発表に対する質疑応答を聴くことで、今の自分では持つことのできない多角的な視点や、たくさんの知識を得ることができました。また、一日目の夕方から行われた懇親会では、研究内容問わず、他大学の先生方や他大学の院生と交流することができ、自分の現在行っている研究の至らない部分や、今後の研究の進め方について意見を頂き、非常に充実した時間を送ることができました。この学会を通して、自分の知識や、考察の至らなさを再度実感するとともに、今後の研究に対して今一度熱意をもって取り組む決意ができたと思っています。このような充実した二日間を過ごすことができたのも偏に、学会で知り合った様々な先生や院生、そして自分の周りの先生や友人のお陰だと思っています。今一度感謝の気持ちを持つとともに、この学会で知り得たことを、今後の研究の糧に致します。ありがとうございました。

博士課程前期1年 和田 陸

第46回全国数学教育学会が平成29年6月24日,25日に行われた。場所は滋賀大学,初めて足を踏み入れた滋賀県…と思いきや,新幹線は京都まで。そこからは乗り換えでの滋賀県入り。しかし京都と滋賀は思いのほか近く,自らの地理的感覚が修正されていく旅路であった。一見,海のように壮大な琵琶湖の近くに泊まり,ホテルから滋賀大学へ。2日間の学会が始まった。全数教の受付窓口をみんなで協力して運営しながら,各自の発表や諸先生方等の発表を聞いた。私自身,初めての発表ということで楽しみであった。聴衆は少ない中であったが,時間配分など無計画に発表しすぎたと反省し,次回に向け頑張ろうと思った。
懇親会や学会期間を通じて,多くの先生方と様々な観点でのお話ができたこと,恩師である今岡先生にお会いできたこと…すべての出会いに感謝しつつ,今学会参加で得たものを自らの成長に変えていけるように精進したい。

博士課程前期1年 中村 剛

平成29年6月24日(土)・25日(日)に開催された第46回全国数学教育学会(滋賀大学)において,「数学教育における間接証明の困難性に関する研究-我が国の文脈における背理法の困難性の分析-」という題目で口頭発表を行いました。
今回は,プロトコルデータの分析から,背理法の困難性を同定するという方法論を用いました。データから必要な部分を切り取り,自分の主張の根拠とすることの困難性を体感することができました。今後,さらに自分の主張を強固なものに洗練するために,質的な研究方法に関する文献を読破していきます。また,これから秋にかけて,学会シーズンとなりますので,修論と平行して学会発表を行っていけたらと考えております。最後になりましたが,この場を借りて学会運営に携われた方々に感謝申し上げます。

博士課程前期2年 浦山 大貴

今回の全数教では,「数学のよさを感得させる指導に関する一考察」という題目で,発表させていただきました。今回の発表では,調査データを基に発表しましたが,理論面が上手く使えておらず,まだまだ不十分な点が多い発表となりました。そんな拙い発表にも関わらず,質疑の時間をはじめとして,発表が終わった後にも,個別で質問やアドバイスをしてくださり,大変勉強になりました。本当にありがとうございます。これから論文投稿までにまだ時間があるので,もう一度アドバイスを基に練り上げ,納得のできるものに仕上げていきます。
さいごにはなりましたが,今回発表するにあたり助言をしてくださった先生方,先輩方,同級生,並びに今回の発表を聞きに来てくださった先生方に感謝申し上げます。

博士課程前期2年 西 宗一郎

今回は「数学教育における空間的思考を育成する活動に関する一考察」というタイトルで口頭発表をさせていただきました.日曜日の朝一の発表でしたが,多くの方に足をお運びいただきました.先行研究から空間的思考を捉え,空間的思考を育成するための活動を大きく4つにまとめました.そして,高校生を対象として行った調査の結果について考察しました.発表後にいただいたご意見の中に,「今回行った調査問題では空間的思考を読み取ることができないのではないか」というものがございました.今回は目の前の高校生がどの程度,中学校段階までの空間図形に関する知識を有しているのかについて調べることを意図した調査でしたが,今後生徒の空間的思考を調査問題から読み取っていくためには,調査方法,調査問題の改善が必要であると痛感致しました.今回の発表を通して,今後さらに詳しく見ていく力についてのご示唆をいただくことができました.私と同様に空間的思考に興味を持ってくださる方々とより建設的な議論ができるよう,これからも精進して参りたいと思います.今回,私の拙い発表に足を運び,貴重なご意見,ご示唆を与えてくださった皆様に感謝申し上げます.ありがとうございました.

博士課程前期2年 米山 京香

日本数学教育学会(6月11日)

日本数学教育学会の感想です。

 学部生から数えて3回目の参加となりました.春季大会は,日本の数学教育を牽引されていらっしゃる方々の共同発表を拝聴させていただくことができるので,毎回楽しみに参加させていただいております.また,それらの研究は単発ではなく前年までの内容とリンクしていることが多いため,研究がいかに改善・発展していくのかを院生が学ぶことのできる貴重な機会であると考えております.特に,本年度は新学習指導要領が公開されたこともあり,カリキュラムの面で議論が交わされることも多く,大変勉強になりました.
 また,今年からポスター発表の場が設けられたことでMの院生にも道が開かれたのかなと感じていますので,2年生となる来年には必ず発表したいと考えております.私自身,他大学の同世代の院生さんが研究されている姿を見ることで,負けずに頑張ろうという刺激をいただきましたので,自分に厳しく研究していければと思っております.ご指導賜れれば幸いです.


博士課程前期1年 石川 雅章

 今回が初めての学会参加でした.右も左も分からない状態でしたが、学会の雰囲気に慣れると共に、最新の数学教育についても学ぶことができ、とても充実した時間を過ごすことができました.
私は、自分の研究領域である証明に関する発表を主に聞きました.午前中と午後とで二つの証明グループの発表を聞きましたが、それぞれのグループで対象としている学年や、目指す生徒像に差異が見られ、同じ研究領域に関する研究でも目的意識やアプローチの方法によってここまで差が生まれるのかと、驚きました.まだまだ私は勉強中で、自分の課題意識を探っている状態ですが、今後様々な知識を学び、今回の発表のようなしっかりとした論のある研究ができるようにしていきたいです.

博士課程前期1年 合田 泰智


初めて春の日本数学教育学会の大会に参加しました.学会にはほとんど参加したことがなく,本や論文でお名前を拝見したことしかない先生方のお話を直接聞くことができるということで緊張しましたが,知らない話をたくさん聞くことができて,楽しい時間を過ごすことができました.
 大会では思考に関わる発表を聞きに行きました.様々な思考力がどのような思考力なのか,どのように指導するかなどについてお話しされていて,各思考力の関連が発表を聞く前よりもよくわかりました.質問をされた先生方を見ると,いろいろな視点からものを見ていたので,このような場を通して,その視点を学ぶことができるようになりたいと思いました.

博士課程前期1年 松本 成葉

 初めての学会参加であり,様々な発表を聞く中で,「研究」というものが難しいものであると肌で感じることができた。あわせて,様々な方々と交流できる場として学会に参加することの意義も感じることができ,初参戦ではあったが収穫の多いものであった。学生時代の恩師や旧友に会えたこと,そして中華街の食事も良きスパイスとなった横浜での学会であった。

博士課程前期1年 中村 剛


平成29年6月11日(日)に開催された日本数学教育学会第5回春期研究大会(横浜国立大学)に参加しました。今回の学会では,「数学教育における「定理」の理解に関する研究−学校数学における定理「円周角の定理の逆」について−」という題目でポスター発表を行いました。二度目のポスター発表でしたが,ポスター発表の醍醐味を活かすことが出来ず,少し悔いの残る発表となってしまいました。今後も,様々な学会でポスター発表を行う機会があるので,今までの反省を活かして,口頭発表では出来ない議論を行えるような一枚を作成していこうと考えております。また学会前日と初日に開催されたPMEJの懇親会,日数教の懇親会では多くの先生方,他大学の院生と建設的な議論を行なうなど,大変有意義な時間を過ごさせていただきました。最後になりますが,貴学会の準備,運営に携われた方々に感謝いたします。

博士課程前期2年 浦山 大貴

新入生自己紹介

平成29年度に新しく入学した博士課程前期メンバーの自己紹介です。

はじめまして.信州大学教育学部数学教育コースより本研究科に進学してきました石川 雅章(いしかわ まさあき)と申します.学部時代は,カリフォルニア大学のAlan H. Schoenfeld先生が提唱するTRU Math(Teaching for Robust Understanding of Mathematics)に着目し,「日本の数学教育におけるTRU Mathの汎用可能性」に関して卒業論文を執筆致しました.本研究は,先行研究に基づき,授業構造の視点から「効果的な授業設計・授業評価」の枠組みについて,日本の数学教育への汎用可能性を探るというものでした.

しかし,実際にその枠組みが機能し,生徒の数学的知識の理解に一定の効果を与えるかどうかの考察には至らず,自身の研究の限界を痛感しました.そこで,大学院では小山先生のもと,数学的知識に対する生徒の「理解」に焦点を当て,「理解」を促す授業構想・要素とは何なのか明らかにし,学校現場で応用することを目指して研究を行う予定です.

ご指導ご鞭撻のほど,よろしくお願い致します.

博士課程前期1年 石川 雅章

はじめまして。広島大学教育学部第二類数理系コースから進学した井餘田慎(いよた しん)と申します。卒業論文ではフーリエ解析の基礎概念について自分なりにまとめました。これを活かし、大学院ではフーリエ変換を用いて、ある偏微分方程式の解の漸近形について研究をしています。大学院の二年間は多くの困難があると思います。その中で、研究成果を出し、人間としても成長できるように頑張っていきます。
先生方をはじめ多くの方々にお世話になると思いますが是非よろしくお願いします。

博士課程前期1年 井餘田 慎  

はじめまして。
静岡大学工学部から本研究科に進学しました北﨑 信吾(きたざき しんご)と申します。

学部生の時には「関数空間と波動方程式の解の性質について」という題材で卒業論文を書きました。大学院では、波動方程式のエネルギーの減衰について取り組みたいと考えています。

広島大学という新たな環境に対し、大きな不安はありますが、これをきっかけにして新たなことにも前向きに、そして積極的に取り組んでいきたいと思います。
これから2年間、活動していく中で多く先輩、先生方にお世話になると思いますが、ご指導宜しくお願い致します。

博士課程前期1年 北﨑 信吾

はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから進学してきました。合田泰智(ごうだ たいち)と申します。

卒業研究は,「生徒が説明する能力を育成するにはどうすればよいか」ということをテーマに研究しました。今後も主にそのテーマについて考えていきたいと思っています。今は,証明の機能の1つとしての説明に注目して研究をしており,最終的には説明する能力を育成するための方法を具体的に述べたいと思っています。

 研究に没頭できる時間は,大学院卒業後あまりないと思うので,今後につなげられるよう精一杯研究に取り組みたいです。そして,自信をもって教壇に立てるようにしたいと思います。よろしくお願いします。

博士課程前期1年 合田 泰智

はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから進学した五島秀明(ごしま ひであき)と申します。

卒業研究では、数学教育における生徒の思考力・表現力の評価方法について研究していました。生徒の思考力・表現力をより精確につかむにはどのような評価方法が適切なのか、そもそも思考する、表現するとはどういうことなのかについて考え、自分なりの答えを探していきました。

今後2年間は生徒の「学びに向かう力」をテーマに研究をしていきたいと考えています。
影山先生をはじめ、多くの方々のお世話になると思いますがよろしくお願いします。

博士課程前期1年 五島 秀明

はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから進学し、M1になりました、松本成葉(まつもとなるは)です。
卒業研究では、どうして数学を学ぶのかという疑問から始まり、数学的な見方・考え方に興味をもち、創造性の育成という背景があることを知ったので、そのことについて詳しく研究をしました。
新しい学習指導要領でも、数学的な見方・考え方を働かせて数学的に考える資質・能力を育てることが目標となりました。生徒の数学的な見方・考え方を働かせる授業を考える中で、自分が将来教壇に立つときに大切にしたい、軸となる考えをもちたいと思っています。
これから2年間、指導教員の影山先生をはじめ、多くの方々にお世話になると思います。どうぞよろしくお願いします。

博士課程前期1年 松本 成葉

はじめまして。広島大学教育学部数理系コースから広島大学教育学研究科に進学しました、水元千秋(みずもと ちあき)と申します。


 学部時代は小山先生のゼミで「中学校数学科における図形感覚の育成に関する考察」という題目で卒業論文を書きました。大学院でも小山先生のもとで研究を続けたいと思っています。大学院では、前々から興味を持っていた「数学化」に関する研究をしていきたいと考えています。身近な事象を数学の言葉を用いて表現するときの問題点や生徒のつまずきについて考えていきたいです。


 将来教壇に立った時に、ここでの研究や経験をいかせるような大学院生活を送りたいと思います。これからの2年間、指導教員の小山先生をはじめたくさんの方々にお世話になると思いますが、ご指導よろしくお願いします。

博士課程前期1年 水元 千秋

はじめまして。和田 陸(わだ りく)と申します。


広島大学教育学部数理系コースを卒業し、M1として入学して参りました。


私は学部時代に、心理学の視点から生徒の活動を分析し、数学するという活動に変革することを目的とした研究を行って参りました。


これからの二年間は、学部生とは違い、研究者であるという自覚を持ち、夢や目標に向けて、大切に過ごしたいと考えています。


これから二年間、先生方はじめ、様々な方にお世話になると思いますが、感謝の気持ちを忘れずに、精進して参ります。どうぞよろしくお願い致します。

博士過程前期1年 和田 陸

はじめまして。平成29年度大学院派遣研修の機会をいただき勉強させていただくことになりました広島県立竹原高等学校の中村 剛(なかむら ごう)です。
 これまで広島市立基町高校と大手町商業高校のかけもちで非常勤と臨採を2年間,初任の福山明王台高校で4年間,三原高校定時制で5年間,人事交流で竹原市立賀茂川中学校で2年間,そして竹原高校で4年間…という少々変わった経歴で過ごし,この度,広島大学 大学院へ進学してきました。
 謙虚,好奇心,行動力の3Kをモットーにこれまでもやってきたので,大学院でも謙虚に学び,好奇心を持って調べ,チャレンジ精神をもって行動し,これまでの実践と理論を繋げ,数学教育の発展に寄与したいと思います!
ともに進学,就職していった卒業生たちに負けないよう,そしてバスケ部の部員たちに自信をもって語れるよう頑張ります!!どうぞよろしくお願いします。

博士過程前期1年 中村 剛



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